電子回路設計関連

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トラブル対策


ディジタル回路


アナログ回路


回路全般


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<030831>

電子回路のトラブル対策ノウハウ(品切重版未定)
部品,回路,実装にかかわる事例 120

稲葉 保/飯田文夫 共著
A5判 262頁 定価2,752円(税込)
ISBN4-7898-3083-7

一般的な電子回路のうち,部品,OPアンプ,アナログ回路,ロジック回路,インターフェース回路および実装に関するトラブル事例を五章構成でまとめた,トラブル対策集です.症状(トラブルの状況),原因(どのような理由でこのトラブルが生じたのか)そして,対策方法といったスタイルで解説してあります.

第1章 部品に関するトラブル
 1-1 利得設定回路において,周波数が高くなると特性劣化
 1-2 抵抗分圧器の周波数特性が悪い
 1-3 フィルタ回路に積層セラミック・コンデンサを使用したとき,調整するたびに    特性が変化
 1-4 タンタル・アルミ・コンデンサがパンクした
 1-5 バイパス・コンデンサを入れたのに ”ひげ ”状のノイズが混入
 1-6 バイパス・コンデンサのパンクで回路電源が立ち上がれない
 1-7 アルミ電解コンデンサが発熱する
 1-8 ピーク・ホールド回路の保持特性がよくない
 1-9 パッシブ・ディレイ・ラインをC-MOSロジック回路で使用するときの
    整合に手抜き
 1-10 平衡出力トランスの平衡度が悪い
 1-11 フェライト・コアが発熱する
 1-12 ツェナ・ダイオードを使用した基準電圧の安定度が悪い
 1-13 反対側でも安定する基準電圧回路?
 1-14 ツェナ・ダイオードで振幅制限したら,周波数特性が悪くなった
 1-15 リレー,ソレノイド駆動用トランジスタが壊れる
 1-16 OPアンプ出力に電流ブースタ用トランジスタを付加したところ,
    出力短絡でトランジスタが破損
 1-17 TTLレベルでパワーMOS FETをうまく駆動できない
 1-18 低損失タイプのICレギュレータに交換したら破損
 1-19 アナログ・スイッチを同一ファミリの他のものに交換したら動作しない
 1-20 8086用クロックICをV30用と交換したら動作しない
 1-21 ROMの書き込みでエラーが発生
 1-22 リレーの接点から火花が出て,やがて接触不良となる
 1-23 100MHzでリレーのオフ・アイソレーションが悪い
 1-24 CdSフォト・カプラの温度特性が悪い
 1-25 チャタリング防止回路におけるスイッチ不良の発生
 1-26 ICソケットの落とし穴

第2章 OPアンプに関するトラブル
 2-1 汎用OPアンプを単一電源動作させると,出力波形がおかしい
 2-2 単一電源OPアンプで差動回路を組んだら働かない
 2-3 単一電源OPアンプを使用した交流増幅回路の出力に,電源電圧の変動が
    出力される
 2-4 過大入力で出力波形の極性が逆になる?
 2-5 OPアンプを使用して可変ゲイン・アンプを作ったが,利得設定を変えると
    周波数特性が変化する
 2-6 低ドリフトOPアンプを使った高利得DCアンプの電源変動による
    ドリフトが大きい
 2-7 微少電流入力アンプの温度ドリフトが大きい
 2-8 高周波入力でドリフトを発生
 2-9 時間が経つと回路が動作しなくなる
 2-10 半波整流回路のはずが,全波整流で出力されている
 2-11 絶対値回路で出力振幅差が生じる
 2-12 パルス波高値検出回路の直線性が悪い
 2-13 低電流出力回路の出力電流,負荷抵抗が変化すると誤差が大きい
 2-14 OPアンプの電流は±15Vとは限らない
 2-15 広帯域OPアンプ,バッファで周波数特性が悪化
 2-16 内部位相補償されたOPアンプでも容量負荷で発振する
 2-17 OPアンプ+カーレント・ブースタ回路が容量負荷で発振する
 2-18 高速・広帯域OPアンプを使用した回路が容量負荷に弱い
 2-19 広帯域差動アンプでもコモン・モード除去能力が悪い
 2-20 ローノイズOPアンプを使ってもノイズが多い

第3章 アナログ回路に関するトラブル
 3-1 3端子レギュレータが異常発熱する
 3-2 3端子レギュレータを使用した電源回路でリプルが出る
 3-3 電源が立ち上がらない
 3-4 広帯域信号回路において,入力インピーダンスが周波数によって変化する
 3-5 信号源インピーダンスが高い回路なので,FETソース・フォロワで
    受けたがf特が悪い
 3-6 パルス信号を扱うLPFで,ピークを生じて誤差が出る
 3-7 12dB/octのアクティブLPFが,帯域外の高周波で大きな減衰度が
    得られない
 3-8 アクティブ・フィルタのダイナミック・レンジが狭い
 3-9 多重帰還型BPFを採用したがノイズが多い
 3-10 フィルタを使用した正弦波発生回路のひずみが大きい
 3-11 電源ハム除去用ノッチ・フィルタの効果がない
 3-12 ピーク・ホールド回路において,リセット動作が完全でない
 3-13 アナログ・スイッチによる同期検波回路で,基準周波数を高くすると   
    出力オフセット電圧が増す
 3-14 コンパレータLM311の出力波形がおかしい
 3-15 100kHz以上の周波数で,最大出力電力が低下するパワー・アンプ
 3-16 時間と共に電流増加で出力トランジスタが破損
 3-17 水晶発振回路で周波数が1/3で発振する
 3-18 水晶発振回路が周囲温度低下で発振停止する
 3-19 時計用音叉型振動子が発振しない
 3-20 ディジタル・シンセサイザの波形が良くない
 3-21 SWレギュレータの出力電圧は一定値になっているのに,入力電圧が
    ある値になるとノイズを発生

第4章 ロジック回路に関するトラブル
 4-1 メカニカルなスイッチで発生するチャタリング
 4-2 ロジック回路でLS TTLをC-MOSに替えたら動かない
 4-3 ロジック入力回路で74HC04を74LS04に替えたら誤動作した
 4-4 TTL出力回路(ボード)をC-MOSシュミット回路で受けたら動作不安定
 4-5 高速C-MOSはTTLに比べてメーカ格差が大きい
 4-6 高速C-MOSロジック回路で波形がオーバ・シュートやリンギングを生じる
 4-7 高速C-MOSが負荷容量で遅延時間が変化する
 4-8 モノマルチの出力パルス幅が,設計値に比べかなり短い
 4-9 モノマルチのパルス幅変化が,タイミング・コンデンサの値に比例しない
 4-10 74123をHC-MOSの74HC123に変更したら,出力パルス幅が長くなった
 4-11 ワンショット・マルチの出力パルス幅が変化する
 4-12 クロック同期回路でDタイプFFを使ったが,ジッタを除去できない 
4-13 データ・ラッチ回路の動作が異なる
 4-14 パワーオン・リセット回路の動作が不安定
 4-15 TMZ84C011で電源リセットがおかしい
 4-16 GALの入力回路にCRを付けたら,うまく動作しない
 4-17 GALの出力線を延ばしたら高レベルのノイズが乗る
 4-18 Z84C015のPIOでデータが歯ヌケ
 4-19 クロック発生ICを利用したタイマ割り込みが,正確なタイミングで
    かからない
 4-20 ROMブート回路のつもりが,バックアップRAMで動作
 4-21 RS232Cの受信バッファ・サイズに余裕を十分にとっていた,
    誤動作してしまった
 4-22 同一と思っていたPROMが一部異なっていた

第5章 インターフェースに関するトラブル
 5-1 アナログ・スイッチがマイナス電圧を通さない
 5-2 乗算型DAC(7523)がメーカ変更で動作しない
 5-3 D-A変換器の出力にパルス状のノイズが出てしまう
 5-4 ブザー音の高級化のためFM音源用ICを使用したところ,ノイズが混入してSN比が悪化
 5-5 フォト・カプラで絶縁したつもりが,電気的に接続されていた
 5-6 フォト・カプラ出力をダーリントン接続すると,TTLロッジクをドライブできない
 5-7 AC100Vで信号を取り合うインターフェースにおいて,出力にSSRを使用したら誤動作
 5-8 絶縁アンプを使用したら,関係のない周波数でノイズが出た
 5-9 パルス・ジェネレータの入力にフォト・カプラを使用したが,速度不足で誤動作
 5-10 SCSIインターフェースのターミネータによる誤動作
 5-11 シリアル・インターフェースが誤動作
 5-12 オーバ・サンプリング・フィルタはアナログ・フィルタを簡略化できるが,
    波形は改善されない
 5-13 1チップ・マイコンを使ったLEDのディスプレイ・コントローラが,特定の表示パターンで停止
 5-14 同軸ケーブルをミス・マッチングで使用すると,周波数特性が波打つ

第6章 実装に関するトラブル
 6-1 電源のパターンを忘れているICが正常の動作をしていた
 6-2 CAD作図によるプリント基板で,大量の欠陥品を作ってしまった
 6-3 インピーダンスの高い回路で,シールド線を使用したら周波数特性が悪くなった
 6-4 センサ入力用のコネクタからノイズが発生し,本来の性能が得られなかった
 6-5 整流用ダイオードを基板に密着して取り付けたら焼損した
 6-6 トランスなどの重量のある部品の実装は厳重に!
 6-7 ユニバーサル基板の汚れで動作不安定
 6-8 多層基板から部品を外す時,はんだ吸引器の使用でトラブル発生
 6-9 一定周期でノイズが発生して,装置を誤動作させる
 6-10 CRTをある測定器の上部に配置したところ,ノイズが混入した
 6-11 CRT画面がノイズの影響を受け画面がゆれたり,色ずれを発生
 6-12 トライアック式はんだゴテがパルス状の異常ノイズを発生し,機器が誤動作した
 6-13 オンボード型DC-DCコンバータのノイズが混入する
 6-14 大電流/低レベル回路で動作が不安定
 6-15 高速クロック・ノイズが除去できない
 6-16 電源ラインに乗るノイズが除去できない
 6-17 複数の回路ボードにおいて,グラウンド間に発生する高周波ノイズが除去できない



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ディジタル回路テイクオフ指南
回路設計を越えたセンスを身につけよう

小林芳直 著
A5判 256頁 定価1,733円(税込)
ISBN4-7898-3062-4

単なる回路技術だけではなくて,ノイズ対策や実装技術を身につけないと確実なディジタル回路を構成できない時代になり,マイコンおよび外部とのインターフェース技術が重要視されるようになってきました.本書はそんなノウハウといわれている部分をやさしく解説しています.

第1章 ようこそディジタル回路の世界へ
 1.1 これからのディジタル技術
    技術は進歩しているが
    回路技術の次に必要になること
    システム設計に入るとき
    システム設計をイメージする
 1.2 MPUの世界では
    データ・フローが大切だ
    データ処理とデータ伝送
    MPUの仕事
    CISC対RISC,CISC対MISP
 1.3 ディジタル回路を発想する・・・DEENの世界
    ディジタル回路は写像だ
    順序回路もコード変換だ
 1.4 現実をきわめるために
    ディジタル回路のパフォーマンスとは
    理論だけでは
    データ・ブックを愛読しよう

第2章 MPUを走らせる
 2.1 バスまわりをかためる
    MPUのまわりに用意するもの
    86系のアドレス・ラッチにはLS373/LS573
    バスを強化する・・・バス・バッファ
    データをラッチする
    アドレス・デコーダにはストローブをつける
 2.2 ROM/SRAMとのインターフェース
    小規模システムではDRAMを使わない
    ROMとのインターフェース
    SRAMとのインターフェース
    複数のSRAMを使うとき
 2.3 DRAMとのインターフェース
    インターフェースがやっかいな理由
    再書き込みのためのセンス・リカバリ時間が必要
    リフレッシュも必要
    リフレッシュは隙間をぬって
    だからリフレッシュ/アービタ
 2.4 ハイテックDRAMの使い方
    高速MPUに追従させる高速ページ・モード
    スタティック・カラム・モードでも
    32ビットMPUを考慮したニブル・モード
    DRAMを選択するとき
 2.5 クロックを用意するとき
    覚えておきたい周波数
    クロックを作る回路
 Appendix TTLのあらまし
    ロジックICの標準は74シリーズ
    中味はダイオードやトランジスタ
    よく使うのはLS,F,AS,ALSシリーズ
    これからはC-MOSの74シリーズか?

第3章 ビギナーのためのTTL
 3.1 TTLによる論理回路入門
    回路図はMIL記号を使って
    AND,ORゲートが論理回路の基本
    複合ゲートで回路を圧縮する
    OAゲートの応用・・・コンパレータの論理圧縮
    正論理と負論理の表記を明確に
    消費電力と速度を比較して選択
    オープン・コレクタは使わない
    よく使うTTL,使わないTTL
 3.2 TTLどうしをつなぐとき
    ファンインとファンアウト
    ファンアウトを使うとスピードが低下する
    ファンインは入力ピン数に比例しない
    発振するTTL
 3.3 プレイ・ラウンドを整備する
    片面基板とスルーホール基板
    4層基板が標準的だ
    パスコンがないと?
    ディジタル回路に使う抵抗,コンデンサ
 Appendix TTL裏ワザ集
    インバータを作る
    バス・バッファLS125/LS126を使う
    デコーダは複合ゲートだ
    データ・セレクタをトランスペアレント・ラッチに
    SRラッチをつくる
    クロック・イネーブル付きのDラッチ

第4章 回路をエレガントにする法
 4.1 これからは同期式で
    論理回路もスケジュール管理が大切だ
    同期式回路と非同期式回路
    タイミングはジョンソン・カウンタで
    ワンショットは使わない
    ワンショットを同期式に置き換えるアプローチ
    高度なタイミング回路でも
    シーケンサのよるタイミング回路
    タイマ用エンコーダのしくみ
    もちろんPLDも同期式だ
 4.2 カウンタを使うとき
    数をかぞえる場合
    同期式カウンタはLS163A
    LS163Aを16進までのカウンタとして使う
    LS163Aをタンデムに使う
    少し特殊なカウンタとして使うとき
    非同期式カウンタだと
    ラップ・ラウンドを防ぐには
    ノーラップ・ラウンドのアップ/ダウン・カウンタ
    M系列カウンタだって
 Appendix ラッチのはなし
    基本はSRラッチだ
    トランスペアレント・ラッチ
    エッジ・トリガDラッチ
    JKラッチ
    ラッチを選択するとき
    共通クロックへの布石
    セットアップ時間とホールド時間を守る
    LSIの中のラッチ

第5章 プリント基板から外へ
 5.1 信号線が長くなるとき
    そもそもインターフェースとは
    短い配線と長い配線
    ケーブルの常識
    多芯ケーブルではクロストロークが起こる
 5.2 信号の正しい受け渡しかた
    ターミネータを入れる
    インピーダンス・マッチング
    受信端にはシュミット・トリガ
    誤動作するシュミット・トリガ
    高周波を抑える(ダンプする)工夫
    パワー・オフのとき
    最後の決め手は良いケーブル

第6章 アナログ回路がまざるとき
 6.1 設計ルールを見直す
    アナログ信号は現場で処理するのが原則
    アナログ回路とディジタル回路が同居するときのルール
    ディジタルICからのノイズを抑える
    アナログ回路のグラウンド・ルール
    アナログ・グラウンドのは雑音電流を流さない
    30MHz以上のディジタル回路はアナログだ
 6.2 電源ライン・ノイズを抑える
    回路図は気分を出して
    +5Vからアナログ回路の電源を作るとき

第7章 メカが絡むとき
 7.1 メカニカル・インターフェースの原則
    ケーブルがほんとに必要か
    メカ・スイッチには信号を直接流さない
    スイッチ機能をプログラムの中に組込む
    コネクタもないほうがベター
    それでもコネクタを使いたいなら
    コネクタの接点を減らす
 7.2 リレーを使うとき
    リレーはモールド型だ
    有極性リレーは小さな電力で働く
    瞬時の信号でドライブできるラッチング・リレー
    こんなラッチング・リレーを作ってくれると理想的

第8章 ノイズへの保険
 8.1 ノイズを出さない,ノイズに負けないために
    EMIとEMC
    臭いものには蓋をする・・・シールド
    回路側の対策は高調波を減らすことに
    信号線の輻射を抑えるには
 8.2 静電気への対策も
    静電気はどこからくるの
    静電気を防ぐには
    グラウンド・ラインを整理する
    装置間のケーブルは両サイドでグラウンドに落とす

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<030641>

ディジタル回路の設計・製作
製作の基本からホビー・実用回路の設計まで

湯山俊夫 著
A5判 292頁 定価2,243円(税込)
ISBN4-7898-3064-0

本書は,ディジタル回路の設計と製作を基礎から解説したディジタル回路の入門書です.前半の基礎編においてディジタル回路製作の基本を詳細に解説しています.また後半の製作編では,まず平易なディジタル回路の製作を行い,しだいに本格的な回路設計に入っていきます.

 基礎編

第1章 ディジタル回路製作の基礎知識
 1.1 ディジタルICの代名詞
    74シリーズの種類と特徴
    74シリーズの電気的特性
    74シリーズのディジタルICの型番について
 1.2 ディジタルICの規則
    ディジタルICの機能
    論理レベル
    VIHとVIL
    VoHとVoL
    ディジタルICのピン配置
    ディジタルICの構造
 1.3 ディジタル回路図面の見方
    ロジック・シンボルの意味
    ディジタルICの配置方法
    電源用バイパス・コンデンサの役割
 1.4 TTLとCMOS
    回路構成の違い
    ロジックICの入出力の特性
    ゲート遅れと消費電流
    ゲート遅れと電源電圧
    ゲート遅れと負荷容量
    ゲート遅れと周囲温度
    消費電流と動作周波数
    消費電流と負荷容量
 1.5 ゲートICの働き
    ゲートIC
    ゲートとしての動作
    論理素子としての動作
    論理素子をゲート(門)として動作させるには
    NANDゲートとNORゲート
 Appendix アナログICとディジタルIC
    アナログとディジタルの違い
    アナログICとディジタルIC
    汎用ICと専用IC

第2章 ディジタル回路に使用する部品の上手な選び方
 2.1 よく使用する機構部品のいろいろ
    実験用プリント基板
    ICソケットの使い方
    ビスとナット
    配線に使用する線材
    組み立て用ケース
 2.2 よく使用する電子部品のいろいろ
    トランジスタ
    抵抗器
    抵抗の値(カラー・コード)の読み方
    コンデンサ
    コンデンサの容量値の読み方
    LED
    小型可変抵抗器
    スイッチ
    水晶振動子
    セラミック発振子
    圧電ブザー  
    小型スピーカ

第3章 ディジタル回路を製作するための工具と測定器の上手な選び方
 3.1 はんだ付けに必要な工具
    はんだごて
    はんだ
    ピンセット
 3.2 部品や線材の加工に使用する工具
    ニッパとラジオ・ペンチ
    部品のリード線を折り曲げるための特殊なラジオ・ペンチ
    ワイヤ・ストリッパ
 3.3 部品の取り付けや加工に使用する工具
    ドライバ
    ドリル
 3.4 実験や測定に便利な道具のいろいろ
    ミノムシ・クリップのついたリード線
    テスト・クリップのついたリード線
    アナログ式テスタとディジタル式テスタ

第4章 ディジタル回路製作におけるアイデア・ノウハウ集
 4.1 基板やケースの加工・組み立てに便利な知識
    ユニバーサル基板を切るとき
    アクリル板を切るとき
    手持ちにないピン数のICソケットの作り方
    レタリングを利用して文字を書く
 4.2 部品やケーブルの実装に便利な知識
    DIPソケットに部品をのせる方法
    いろいろな形状の部品を上手に基板に取り付ける
    ナンバ・シールを利用して配線ミスを防ぐ方法
    ICや部品のはずし方
    線材を束ねる方法
    ブレッド・ボードを利用する
 4.3 部品の保管方法
    弁当箱タイプ
    引き出しタイプ
 4.4 回路図の書き方
    ゲートICの表現
    フリップフロップ
    カウンタやシフトレジスタ(MSI)
    VDDとGNDの書き方
    特別な信号の書き方
    回路図をきれいに書く方法

 製作編

第1章 ディジタルICの基本動作を調べる…
      電圧判定器の製作と光センサへの応用
 1.1 ディジタルICを使って電圧を判定する
    ディジタルICがもつ基本的な機能とは
    電圧判定器を作るのに必要な部品
    組み立て作業に入る前にはんだ付けを練習しよう
    電圧判定器の回路と組み立て
    可変抵抗器によって入力電圧を変化する
    電圧判定器の回路動作を確認してみよう
 1.2 NANDゲートとNORゲートのより電圧を判定する
    NANDゲートによる電圧判定器の実験
    NORゲートによる電圧判定器の実験
 1.3 電圧判定器を応用した光センサ回路の製作
    光センサ回路とは
    光センサにCdSを使う   
    CdSの動作確認実験をする
    光センサ回路の製作と実験
 Appendix ディジタルIC回路用電源回路の製作
    CMOSロジックIC回路用の電源のいろいろ
    ACアダプタを使った実験用電源の製作
    良い電源と悪い電源

第2章 LEDを点滅させたりスピーカから音を出す回路の製作
 2.1 ミニ・クリスマス・ツリーの製作
    クリスマス・ツリーのしくみ
    LEDを点滅させる実験
    異なる色のLEDが交互に点滅する回路を作る
    クリスマス・ツリーへの応用
 2.2 断線センサ回路の製作
    断線センサの回路構成
    断線センサの動作のしくみ
    省エネ改良型断線センサ
    導通センサやタッチ・センサとしての利用
 2.3 水センサ回路の製作
    水センサの回路としくみ
    センサ部分のしくみと作り方
 Appendix 完成したあとにチェックするポイント
    電源を入れる前にチェックするポイント
    電源を入れた後にチェックするポイント
    正常に動作しなかった時のチェック法

第3章 インターフェース回路の実験と製作
 3.1 自転車用ウインカの製作
    自転車用ウインカの設計と高輝度LED
    自転車用ウインカの回路と製作
 3.2 音声スイッチの製作
    音声スイッチの回路と動作
    コンデンサ・マイクのしくみ
    音声スイッチ回路の組み立てと応用

第4章 電子メトロノームの製作
 4.1 電子メトロノームの設計仕様を決める
    メトロノームは曲の拍子をはかる装置
    メトロノームを電子化する
    設計の仕様を決める
 4.2 設計仕様から回路設計を始める
    電子メトロノームの回路設計
    発振器の発振周波数を決める
    電子メトロノームの構成
    ワンショット・マルチバイブレータの利用
    ブロック図から回路図へどうやって落とすか
    製作および動作の確認
 Appendix スイッチを使いデータを取り込む方法
    スイッチとディジタル回路
    機械式スイッチはノイズの発生源
    CRによるノイズ除去
    ヒステリシスをもったゲートを作る方法
    R-Sラッチによるノイズ発生防止

第5章 電子サイコロの製作
 5.1 電子サイコロの動作を理解する
    サイコロの働き
    サイコロの機能を見直す
    機能から構成を決める
 5.2 サイコロの表示部を実験する    
    サイコロの目を表示するためには7個のLEDが必要
 5.3 機能ブロック図から回路設計を始める
    基本仕様からブロック設計をする
    考えがまとまったところで回路設計を始める
    発振回路
    6進カウンタ
    デコーダの設計
    デコーダの入出力
    カルノー図を使ったロジックの簡単化
    LEDドライバ
    クロック・コントロール回路
    電子サイコロの回路図および製作
 Appendix カルノー図を利用して論理を簡単にする方法
    ブール代数をロジックに置き換える
    ロジックの簡単化
    実際のICを使った回路

第6章 電子ルーレットの製作
 6.1 ルーレット・ゲームの遊び方を理解する
    ルーレットの遊び方
    ルーレットを電子回路に置き換える
 6.2 ルーレットのブロック図から回路を設計する
    ルーレットのブロック設計をする
    数字が38種類あるので,38ビットのシフトレジスタを作る
    ルーレットの回路を設計する
    1ビット分だけ ”H ”を作る回路
    ルーレットの動作
 6.3 リング・カウンタを利用したルーレットを作る
    リング・カウンタの利用
 6.4 数字表示器を使ったルーレットを作る
    7セグメント数字表示器を使ってルーレットを作る
    0と00をカウンタ出力で表示する方法
    ルーレットは36進カウンタ
 Appendix シフトレジスタの応用法
    データの移動
    シフトレジスタとは
    シフトレジスタの動作
    希望する時間だけデータを遅らせる方法
    リサーキュレート動作

第7章 電子貯金箱の製作
 7.1 貯金額を表示する貯金箱を作るには
    コインを種類別に選別する
    コインの大きさで選別する
 7.2 電子回路でコイン選別器を作るには
    コインの大きさを電子的に選別
    フォト・インタラプタを利用する
    フォト・インタラプタを使ってコインの大きさを判別するシーケンスを作る
    機械式と電子式検出器の違い
 7.3 コイン計数器のブロック設計する
    各コインごとの枚数を表示する
    実際の金額を表示する工夫
    合計金額を知るには
    フォト・インタラプタの使い方を覚える
 7.4 計数器の回路を設計する
    10円玉用コイン計数器
    必要なパルスを発生させる回路
    パルス発生の原理
    プリセット・カウンタでゲート・パルスを作る
    プログラマブル・パルス発生器
    入力信号には制限がある
    デコーダ部は簡便に作る
    全体の回路をまとめる
    製作のポイント
 Appendix デコーダ回路の設計方法
    コード変換
    デコーダ回路の設計
    AND-ORゲートの代用
    簡単なデコーダ回路

第8章 電子カウンタ・万歩計・人数計の製作
 8.1 電子カウンタの製作
    数を数える動作を理解する
    カウンタIC 74HC160を利用する
    7セグメント・デコーダ/ドライバTC5002BP/TC5022BPを理解する
    回路図と実際の製作
    リーディング・ゼロ・サプルス機能とは
    調整および使用方法
 8.2 電子万歩計の製作
    万歩計の動作を理解する
    歩数検出器のしかけ
    表示だけを消す方法は・・・
    製作と調整
 8.3 人数計の製作
    光スイッチの動作を理解する
    光スイッチの応用
    回路設計のポイント上の注意
    光電カウンタの使用方法

第9章 ストップ・ウォッチの製作
 9.1 時計の動作を理解する
    発振器+カウンタ=ストップ・ウォッチ
    正確なタイミングを作る
    基準パルスを得るのにカウンタを利用する
    R-Sラッチの利用
    ANDゲートとNANDゲート
 9.2 ストップ・ウォッチの製作および調整
    回路の動作確認
    最大カウント数の変更
    専用カウンタICを使用する
 Appendix BCDカウンタと10進カウンタの利用法
    10進カウンタとBCDカウンタ
    分周に適するカウンタ
    10進カウンタ74HC390

第10章 自転車用スピード・メータの製作
 10.1 スピード・メータの原理
    アナログ式(針式)スピード・メータ
    非接触式のスピード検出器
    ラッチの必要性
 10.2 スピード・メータの仕様と回路設計
    スピード・メータの仕様
    回路設計
 10.3 スピード・メータの設計と調整
    スピード・メータの製作
    正確なスピード・メータを作る
    実際に使ってみて

第11章 メッセージ・ランプの製作
 11.1 文字を表示するにはLEDを複数個使用する
    LEDランプの利用
    LEDランプのドライブ
    7×9ドットで文字を作る
 11.2 表示効果を上げるための点灯方法
    点灯順序を決める
    流れ文字式の点灯
    順次増加式の点灯
    点滅→点灯切り替わり方式
 11.3 数種類の表示方式を1台の表示器で表示する
    各点灯方式を組み合わせる
    組み立て
    12Vバッテリとの接続
 Appendix 2進数の演算
    2進数の加算
    半加算器
    全加算器
    加算器の直列接続

第12章 周波数カウンタの製作
 12.1 周波数カウンタの回路設計と動作
    周波数カウンタとは
    使用部品について
    周波数カウンタの回路構成
 12.2 周波数カウンタの各ブロックの動作
    サンプリング・クロック発生部
    カウンタ部
    LED表示部
    基準信号発生部
    入力アンプの構成
    周波数カウンタの動作
 12.3 製作した周波数カウンタをグレード・アップするには
    測定周期を可変にする
    最大カウント周波数の変更

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<031941>

トランジスタ技術スペシャル 22.

ディジタル回路ノイズ対策技術のすべて
TTL/CMOS/ECLの活用法と誤動作/トラブルへの処方

トランジスタ技術編集部 編
5判 160頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3194-9

MPUのスピード競争は止まるところを知らないかのようで,すでに数十MHzを超えています.こうなるとディジタル回路は完全な高周波回路です.本書ではそうした高速化時代にあわせたディジタル回路のノイズ対策技術の実用書です.

第1章 なぜノイズ・トラブルが発生するのか
第2章 パスコンの研究
第3章 アドバンストTTLの研究
第4章 アドバンストCMOSの研究
第5章 BiCOMSの研究
第6章 ECLの研究
第7章 反射の研究
第8章 クロストークの研究
第9章 伝送ケーブルの研究
第10章 EMIフィルタの研究
第11章 ライン・フィルタの研究
第12章 スイッチング電源のノイズ対策
第13章 DC-DCコンバータのノイズ対策

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<032021>

ディジタルIC回路の設計
実験で学ぶTTL,C-MOSの応用テクニック

湯山俊夫 著
A5判 256頁 定価1,682円(税込)
ISBN4-7898-3202-3

ディジタル技術を,もっともポピュラなLSTTL,C-MOSロジックICを使って,実際の実験波形を見ながらやさしく解説.初めてディジタルICを使おうという人,これから実務の中で役立てようという人,マイコン・システム設計への手がかりが欲しいという人にとって納得のいく体験をもたらしてくれる書籍です.

第1章 ディジタルICの動かし方
 1.1 ディジタル回路とは
    ランプをつけるか,つけないかを表す方法
    ”H ”レベルと ”L ”レベルを区別する回路
    ディジタルICファミリ−TTLとC-MOSロジック
 1.2 実際のICロジック・レベル
    電源は5Vで動かす
    ディジタルICの ”H ”レベルと ”L ”レベルを調べる
    ICの ”H ”レベルと”L ”レベルの規格
    電源の5Vが変動すると
 1.3 入力信号と出力信号との時間的関係
    出力信号は入力信号よりも必ず遅れる
    ICの遅れの時間の表し方
    実際のICの遅れ時間
 1.4 ICとICをつなぐ時の問題
    接続できる負荷の数−ファンアウト
    TTLの場合は入出力電流値で決まる
    ファミリが異なる時は要注意
    C-MOSの場合は遅れ時間が増える
    TTLとC-MOSとをつなぐ時
 Appendix 1 ロジック・ファミリの種類
    TTL 74シリーズ
    C-MOS 4000シリーズ
    C-MOS 4500シリーズ
    C-MOS 40Hシリーズ
    C-MOS 74HCシリーズ
 Appendix 2 バイパス・コンデンサの効果
    外来ノイズを防ぎ,ICでの発生ノイズを外に出さない
    電源ラインのバイパス

第2章 基本ゲートICを動かす
 2.1 三つの基本素子 AND,OR,NOT
    ANDゲート
    ORゲート
    NOTゲート
    AND,OR,NOTの組み合わせ例
    ゲート回路の動作イメージを身につけるには
 2.2 作りたい機能をゲートICに置き換える技術
    NANDゲート,NORゲートの働き
    ○印の使い方と論理の置き換え
    組み合わせ回路の演習
    EXORゲート
    よく使うゲートIC

第3章 タイミングを作る回路
 3.1 タイミングを作る基本技術
    ディジタル信号を送らせる−ディレイ回路
    小さなディレイを作る
    TTLのディレイ回路
    ディレイの限界
    波形がなまることの欠点
    波形をきれいにするには
 3.2 ディレイ回路を応用したタイミング回路
    ダイオードを追加すると
    信号の立ち上がり/立ち下がりを検出する回路
 3.3 ワンショット・マルチバイブレータ
    TTLワンショット74LS123
    再トリガ機能と強制リセット
    74LS123とC-MOSワンショット4528との比較
    遅延型のパルス発生回路
    C-MOSゲートを使ったワンショット
    C-MOSゲートのよるワンショットの問題点

第4章 クロックを作る回路
 4.1 CRのディレイを利用した発振回路
    CR発振回路の原理
    TTL回路では計算通りにならない
    C-MOS 2段の発振回路は要注意
    C-MOS 3段の発振回路
    発振回路を制御する方法
    LCによる発振回路
    シュミット・トリガを利用する発振回路
 4.2 安定度の高い発振回路
    TTL水晶発振回路
    C-MOS水晶発振回路
    セラミックによる発振回路

第5章 フリップフロップ
 5.1 ディジタル信号を保持する基本技術
    信号にかけ金をかける−ラッチ
    RSラッチ
    最初の状態を決めるイニシャライズ
    実際のRSラッチ
    専用のRSラッチ
    データのラッチ
    実際のDラッチ
 5.2 クロックに同期した信号の保持方法
    同期式RSフリップフロップ
    エッジ・トリガ・フリップフロップ
    実際の同期式フリップフロップ
    もっとも多いJKフリップフロップ
 5.3 フリップフロップの本格的利用法
    セットアップ時間とホールド時間
    実際の設計では
    最高繰り返し周波数
    クロックに同期したエッジの検出
    入力信号に同期したエッジの検出
    2相信号発生回路

第6章 カウンタ
 6.1 数のかぞえ方
    2進数と10進数
    BCD表現と16進コード
 6.2 カウンタの構成と基本動作
    カウンタの基本回路
    アップ・カウンタとダウン・カウンタ
    非同期カウンタ
    同期カウンタ
 6.3 カウンタICの利用法
    データ・シートの内容を理解する
    非同期カウンタ 7493
    同期カウンタ 74160/161/162/163
    アップ/ダウン・カウンタ 74192/193
    完全同期式アップ/ダウン・カウンタ 74LS668/669
    デュアル・カウンタ 74390/393
 6.4 C-MOS特有のカウンタIC
    多段バイナリ・カウンタ 4020/4040/4024
    発振回路内蔵24段カウンタ 4521
    ジョンソン・カウンタ 4017/4022
    プリセッタブルN分周カウンタ 4018
    BCDレート・マルチプライヤー 4527

第7章 シフトレジスタ
 7.1 シフトレジスタの構成と基本機能
    フリップフロップの直列接続
    入力データがシリアルに移動する効果
 7.2 カウンタとしての利用法
    シリアル入力パラレル出力8ビット・シフトレジスタ 74164
    ジョンソン・カウンタへの応用
    リング・カウンタへの応用
 7.3 シリアル伝送回路への応用
    シリアル・データのパターン検出回路
    パラレル入力をもったユニバーサル・シフトレジスタ 74194
    パラレル−シリアル変換回路
    シリアル−パラレル変換回路

第8章 ゲートを組み合わせた機能回路
 8.1 デコーダ
    組み合わせロジックによるデコーダ 
    BCD-10進デコーダ 7442
    デコーダの拡張方法
    シリアル・データのデコード
    そのほかのデコーダIC
 8.2 エンコーダ
    8 to 3 Line プライオリティ・エンコーダ74148
    10進−BCDエンコーダ
    16入力のエンコーダ
 8.3 データ・セレクタ/マルチプレクサ
    8 to 1 Line データ・セレクタ/マルチプレクサ 74151
    パラレル−シリアル・データ変換回路
    一致検出回路への応用
    多チャンネル・データ伝送回路
    そのほかのセレクタ/マルチプレクサIC

第9章 基本インターフェース技術
 9.1 機械接点とのインターフェース
    機械接点の宿命−チャタリング
    CRの遅延を使ったチャタリングの除去
    RSラッチを使ったチャタリング除去
    シフトレジスタを使ったチャタリング除去回路
 9.2 波形を整形する回路
    波形がなまると誤動作がふえる
    スレッショルド電圧にヒステリシスをもたせる効果
    シュミット・トリガICの実験
 9.3 トランジスタの利用法とレベル変換
    基本はトランジスタ・スイッチ
    スイッチング速度を速くする工夫
    さらに高速化するには飽和を浅く
    ロジック・レベルを変換する回路
 9.4 大きな負荷をドライブする方法
    トランジスタ・オープン・コレクタ
    電流増幅率をかせぐダーリントン接続
    ダーリントン・ドライバIC
    リレーをドライブする例

第10章 絶縁インターフェース技術
 10.1 フォト・カプラを使う
    インターフェースを絶縁する理由
    フォト・カプラをドライブするには
    応答のスピードアップを図る一つの方法
    高速型のフォト・カプラ
    低消費電力型のフォト・カプラ
    システム的な低消費電力化の工夫
    AC電流のON/OFFを行う例
 10.2 パルス・トランスを使う
    パルス・トランスの使い方の基本
    1個で双方向に使える
    差動ドライブが効率がよい
    トランスで直流を通す工夫

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トランジスタ技術スペシャル 34.

つくるICエレクトロニクス (品切重版未定)
機能ICを使って実用機器を作ろう

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-3226-0

電子機器を製作するときに重要なのは,その機能にそくした専用ICです.今回はこのキーとなるICを有償頒布することにしました.製作するものは,5チャネル入力AV切り替え器,ディジタル・オーディオ・プロセッサ,音声録音再生ボード,電子ボリューム,ディジタル・エコー装置,音声認識ボードなど16点.

第1章 5チャンネル入力AV切り替え器の製作
第2章 オーディオ・サウンド・プロセッサの製作
第3章 ディジタル・オーディオ・プロセッサの製作
第4章 ディジタル・オーディオ用D-A変換プロセッサの製作
第5章 音声録音再生ボードの製作
第6章 シリアル・レジスタ対応音声録音再生ボードの製作
第7章 電子ボリュームの製作
第8章 ディジタル・エコー装置の製作
第9章 サブ・ハーモナイザの製作
第10章 サラウンド・プロセッサの製作
第11章 音声認識ボードの製作
第12章 移相型サラウンド・プロセッサの製作
第13章 車載用インバータ蛍光灯の製作
第14章 自動車ダッシュボード用調光装置の製作
第15章 オーディオ用パワー・アンプの製作
第16章 MIDI ライト・プロセッサの製作
第17章 電子コンパスの製作
第18章 フル・キーボード・コントローラの製作

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トランジスタ技術スペシャル 42.

高速ディジタル回路の測定とトラブル解析
ハイスピード・ディジタル信号を高周波と捉らえる

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-0323-1

方形波信号に含まれる周波数成分は最大その7倍に達し,特に3倍や5倍の高調波成分の反射によって,方形波の波形が大きく乱れ,誤動作の原因になります.高速のディジタル信号を扱う場合,高周波回路としてそのふるまいを考えると,解決しなければならない問題が多々発生します.本書ではこの考え方を解説します.

第1章 今後のディジタル回路の動向
第2章 ディジタル技術者として必要な高周波の知識
第3章 部品の特性を高周波にみる
第4章 高速ロジック回路の電源
第5章 高周波的にみたロジック・ファミリの特性
第6章 伝送路とリンギング
第7章 プローブによる負荷効果
第8章 ベクトル・ネットワーク・アナライザとタイムドメイン・リフレクト・メータ
第9章 多重反射の解析と考え方
第10章 高速CMOSロジックICの特性と構造
第11章 VHSシリーズCMOSの性能と評価
第12章 実験による高速CMOSデバイス・ファミリの比較
第13章 測定に必要な高速パルス発生器の製作

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<032401>

トランジスタ技術スペシャル 48.

作れば解るCPU
ロジックICで実現するZ80とキャッスル・マシン

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,723円(税込)
ISBN4-7898-3240-6

本書は,コンピュータの構造や動作原理を理解するために,ゼロから出発して,オリジナル・コンピュータの設計から組み立て調整までの方法を作りながら解説した自習用のテキストです.
本書で設計製作したオリジナル・コンピュータは,キット化され頒布されています.

はじめに
第1章 基本的な考え
第2章 システム設計
第3章 周辺装置
第4章 ディジタルIC
第5章 回路設計
第6章 組み立てと調整
第7章 プログラミング
ゼロコンの全回路

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トランジスタ技術スペシャル 55.

特集 作ってわかる電子工作制作入門

トランジスタ技術編集部 編
B5判 176頁 定価1,835円(税込)
ISBN4-7898-3247-3

電子機器や電子回路を組み込んだ機器が身近にあるにもかかわらず,これらを作ったりすることはたいへん敷居が高くなってきました.その理由は,電子部品の入手がむずかしくなってきたことと,基板の作成,,部品のはんだ付け,動作の確認などのノウハウが伝わらなくなりつつあることでしょう.作るための道筋が用意されていれば,独自に学ぶこともできるでしょうし,理解も速いというものです.今回は作ることを第一に考えた特集です.

特集 やさしい電子工作からパソコンを使ったシステム開発まで
作ってわかる電子工作制作入門

プロローグ 特集で製作するもの
第1-1章 電池で蛍光灯をつけてみよう
極細棒発珍−まずは,作ってみよう
第1-2章 まず動く模型をつくってみよう
簡単にできる「壁づたいねずみ」の製作
第1-3章 暗がりでも見える便利なグッズ
赤外投光器と高感度CCDカメラで作るナイト・スコープの製作

第1-4章 電源とスピーカをつないでドラマーの気分
  リズム・サウンド基板を作ろう
第1-5章 市販の音声ROMはもちろん,自分の声も出力できる
音声・効果音発生基板の製作

第2-1章 市販の模型に付加して機能を高めよう
パソコンで制御する赤外リモコン「ねずみロボット」の製作

第2-2章 呼気中のアルコール濃度を表示する・・・エタノール濃度測定器
最新アルコール・センサによる「ほろ酔いメータ」の製作

第2-3章 留守番電話や声の伝言板に使える
DSP内臓の音声録音再生LSIによるボイス・レコーダの製作

第2-4章 メッセージ表示によく使われるようになってきた
3色LED表示パネルの製作

第3-1章 通信カラオケからCDレコーディングまで
コンピュータ・ミュージックの主役MIDI

第3-2章 MIDIデータを入手して簡単にできる
コンピュータ・ミュージックを始めよう

第3-3章 音源基板とCPUボードで自動演奏
  BASICでプログラムするリズム・マシンの製作

第3-4章 もっといい音で聞きたいという方のために
FM音源(OPLL)による電子オルゴールの製作


Appendix YM2413(OPLL)について

第3-5章 パソコン内蔵音源に満足できなくなったら考えてみよう
最新音源IC OPL4による本格GM音源の製作

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<030491>

定本 ディジタル・システムの設計
ディジタル技術の基礎からASIC設計まで

猪飼國夫/本多中二 共著
A5判 452頁 定価3,059円(税込)
ISBN4-7898-3049-7

本書は6章構成により,主に学校の教室以外で使うテキストとして定本になるよう,現在のディジタル技術の基本的な考え方から,実用面における応用法までを,実際にディジタル・システムを作成して稼働させることができるという観点から,わかりやすく解説しています.

第1章 ディジタル回路の基礎
 1.1 ディジタルとは
    アナログとディジタル
    アナログ信号とディジタル信号
    スレッショルド・レベルとH,L
 1.2 ディジタル回路の基本型
    トランジスタのスイッチ動作
    インバータ
    AND型回路
    OR型回路
    ディジタル回路の記号について
 1.3 TTL ICの基本回路
    ディジタルICの実現化
    TTL IC
    ショットキTTLと低消費電力ショットキTTL
 1.4 TTL ICの特性
    Hレベル,Lレベルとスレッショルド・レベル
    ファンアウト
    消費電流,消費電力
    スイッチング特性
 1.5 CMOS ICの基礎
    MOS FETの原理
    CMOSの基本回路
    ラッチアップと静電気保護
 1.6 CMOS ICの特性
    スレッショルド・レベルとノイズ・マージン
    消費電力と入出力電流
    スイッチング特性

第2章 ブール代数とディジタル回路の表記方法
 2.1 ブール代数の導入
    ブール代数
    H,Lと正論理,負論理
 2.2 MIL記号によるディジタル回路の表記
    MIL記号
    MIL記号の用法
    MIL記号とディジタル素子
    MIL記号の使用例
    2入力論理関数
 2.3 MIL記号以外の記号
    他の記号
    IEC記号
 2.4 カルノー図法
    真理値法
    カルノー図の意味
 2.5 ディジタル回路における"1"と"0"および設計手法
    データと制御信号
    データの表現
    ディジタル回路の設計手法
    設計法の変遷

第3章 基本的なディジタルIC
 3.1 ディジタルICの概要
    ディジタルICの分類と変遷
    TTLのシリーズ
    CMOSのシリーズ
    ICパッケージ
 3.2 ゲート
    1入力ゲート
    2入力ゲート
    多入力ゲート
    AND-ORインバータ・ゲート
 3.3 特別な用途向きのゲート
    オープン・コレクタ(オープン・ドレイン)出力
    シュミット・トリガ回路
    3ステート出力
 3.4 フリップフロップ
    フリップフロップの基本原理
    RSフリップフロップ
    RSTフリップフロップ
    ラッチ
    RSフリップフロップとDラッチのIC
    RSTフリップフロップの欠点とその対策
    エッジ・トリガ型フリップフロップ
    DフリップフロップとJKフリップフロップ
    DフリップフロップとJKフリップフロップのIC

第4章 ディジタル回路の基本となる機能ブロック
 4.1 カウンタ
    Tフリップフロップ
    非同期カウンタと同期カウンタ
    Up/Downカウンタ
    2n進以外のカウンタ
リング・カウンタとジョンソン・カウンタ
    カウンタのIC
 4.2 レジスタ
    並列レジスタ
    シフト・レジスタ
    レジスタのIC
 4.3 Exclusive ORゲートとその応用回路
    Exclusive ORゲート
    パリティ回路
    誤り検出/訂正符号
    比較回路
 4.4 演算回路
    2進法の加算と減算
    負数の表示
    アダー
    オーバ・フローとアンダ・フロー
    キャリ・ルック・アヘッド
    2進法の乗算と回路
    2進法の除算と回路
    10進演算の回路
    演算回路のIC
 4.5 その他の組み合わせ回路
    エンコーダとデコーダ
    マルチプレクサ(データ・セレクタ)とデマルチプレッサ
    プライオリティ・エンコーダとデータセレクタ(マルチプレクサ)のIC
    デコーダとデマルチプレクサのIC

第5章 いろいろなディジタルIC
 5.1 いろいろなディジタルIC
    ディジタルICの種類
    ECL
 5.2 メモリLSI
    スタティックRAM
    ダイナミックRAM
    いろいろなRAM
    ROM
    EPROM(one time ROM)
 5.3 インターフェース用IC
    インターフェース用ICの分類
    フォト・カプラ
    汎用ドライバ
    伝送用IC
 5.4 PLD
    PLDの考え方
    PAL
    GAL
    その他のPL
 5.5 ASIC
    ASICとは
    スタンダード・セルとゲート・アレイ
    ASICの作成法
 5.6 汎用LSI
    汎用LSI
    マイクロプロセッサ

第6章 ディジタル・システムへの応用
 6.1 遅延と積分・微分回路
    CRの微分回路による遅延
    ロジックによるクロック同期遅延
    積分回路
 6.2 いろいろなディジタル応用回路
    スイッチ入力回路
    リセット回路とイニシャライズ
    正転と逆転の検出
 6.3 データ転送
    データのやりとり
    2相クロック方式
    ハンドシェイク
    双方向転送
    直列転送
 6.4 ステート・マシン
    ステート・マシンとは
    ステート・ダイアグラム
    ステート・マシンの設計
    ステートの実現法
 6.5 論理回路の発展
    レースとハザード
    非同期式論理回路
    ファジィ論理

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<034931>

No. 4 インターフェース回路の設計と製作
メモリ・エリアの拡張とフロッピ・ディスクの接続 (品切重版未定)

インターフェース編集部 編
A4変形判 160頁 定価2,243円(税込)
ISBN4-7898-3493-X

特集では,一般的な各種入出力インターフェースの設計方法とDMA処理,割り込み処理について解説します.また,「8086ボード・コンピュータ」のメモリ・エリアを1Mバイトに拡張するためのDRAMボードと,3.5インチ・フロッピ・ディスクを接続するためのFDC ボードを設計/製作します.

特集 インターフェース回路の設計と製作

第1章 I/Oインターフェースの設計
コンピュータへのデータの出入口
 I/Oの配置方法
 データの並列転送
 汎用の入出力LSI 8255A
 セントロニクス・インターフェース
 シリアル(直列)転送
 RS-232-Cインターフェース
 シリアル転送用LSI 8251A

第2章 DRAMボードの設計と製作
メモリ・エリアを拡張する
 DRAM
 DRAMのアクセス・タイミング
 DRAMボードの製作

第3章 フロッピ・ディスク・ドライブ
システムの外部記憶装置
 フロッピ・ディスクとドライブ
 インターフェース信号の詳細

第4章 データ・セパレート回路
フロッピ・ディスクからの信号を処理する
 ディスクの記録方式
 データ・セパレートIC

第5章 DMAのしくみとDMAC
高速・大容量データ転送を可能にする
 DMA転送とは
 8237A DMAC

第6章 フロッピ・ディスク・コントローラ
μPD765Aの機能・コマンド・使い方
 FDC
 μPD765Aのコマンド

第7章 フロッピ・ディスク・インターフェースの製作
ボード・コンピュータにFDDを接続する
 FDCボードの製作
 リード/ライト・テスト

第8章 割り込み処理のしくみ
効率的な入出力プログラミングを可能とする
 割り込みとは・・・89/8086 CPUの割り込み
 8259A割り込みコントローラ
 割り込み処理の注意点
 他のCPUの割り込み方法

Appendix A 拡張インターフェース・ボードの製作
Appendix B DMA転送の実際
Appendix C モニタ・プログラムの構造

連載 バッテリ・バックアップと回路の修正
   集積回路(IC)の種類と製造方法
   RISCとCISC
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<031931>

トランジスタ技術スペシャル 21.

ディジタル・オーディオ技術の基礎と応用(品切重版未定)
最もポピュラーな最新技術を理解しよう

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3193-0

MD/DCCなどの登場により,ディジタル・オーディオの市場は,ますます拡大しそうな気配を見せています.本書は,音というアナログ信号をディジタル処理するための基礎から,もっとも普及しているディジタル・オーディオ機器であるCDシステムまで,ひととおりの知識を解説します.


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トランジスタ技術スペシャル 16.

A-D/D-A変換回路技術のすべて (品切重版未定)
アナログとディジタルを結ぶ最新回路設計ノウハウ

トランジスタ技術編集部 編
B5判 176頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3188-4

ディジタル技術の進歩により,自然界のアナログ信号をディジタルに換えて処理する必要性が増しています.このための技術が,A-D/D-A変換技術です.現在のA-D/D-A変換は,半導体デバイスを使って行われますが,本書はこの回路技術を基本原理から高度な利用法までやさしく解説してあります.

第1章 A-D/D-A変換回路の役割と応用例
第2章 A-Dコンバータの動作原理と特徴
第3章 D-Aコンバータの動作原理と特徴
第4章 A-D/D-Aコンバータのデータの読み方
第5章 代表的なA-Dコンバータの特徴と使い方
第6章 代表的なD-Aコンバータの特徴と使い方
第7章 A-D/D-Aコンバータの特性試験方法
第8章 フラッシュ型A-Dコンバータの使い方
第9章 サンプル&ホールドの回路設計ノウハウ
第10章 高精度A-Dコンバータの回路方式と使い方
第11章 デルタ・シグマ変調型A-Dコンバータの使い方
第12章 高精度D-Aコンバータの回路方式と使い方
第13章 高速A-Dコンバータの回路方式と使い方

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トランジスタ技術スペシャル 39.

A-Dコンバータの選び方・使い方のすべて
アナログ信号をディジタル処理するための基礎技術

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-3231-7

A-Dコンバータの的確な選択法と使い方に重点をおいて解説します.従来は変換方式によって選んでいましたが,直流レベルの計測器,汎用の計測回路,医療用機器,ビデオ機器,オーディオ機器など,用途によって使い分ける必要があります.なぜこの機器にこんな原理のA-Dコンバータを使うのかをやさしく解説します.

第1章 A-Dコンバータの使用されるところ
第2章 表示用A-Dコンバータの活用
第3章 マイコン内蔵A-Dコンバータの研究
第4章 オーディオ用A-Dコンバータの選び方・使い方
第5章 パソコン用A-Dインターフェースの設計
第6章 ディジタル信号処理とA-D変換技術
第7章 差動アンプの徹底研究
第8章 基準電源用ICとその使い方

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アナログ回路の設計・製作
現実的な回路の作り方と実際の設計法

青木英彦 著
A5判 248頁 定価1,733円(税込)
ISBN4-7898-3061-6

本書はこれからアナログ回路を学ぼうとする人たちの入門書です.基礎編では,回路図に表れない製作技術やOPアンプ,トランジスタ,ダイオードなどの使い方を紹介し,製作編では,パワー・アンプ,電源回路,アクティブ・フィルタ,グラフィック・イコライザなどを製作しながら,その設計課程を詳しく解説します.

 基礎編

第1章 回路図に表れない製作技術
 1.1 製作に入る前に
    部品購入時の注意
    IC/LSIの取り扱い
    プリント基板の取り扱い
    必要な工具類
    はんだごての選び方
 1.2 配線技術
    入出力は近づけない
    レベル差の大きなラインは近づけない
    小信号GNDと大電流GNDは区別する
    電源GNDラインは基板ごとに分ける
    電源用ケミコンは電流の流れ方を考えて
    電流ループは小さく
 1.3 部品配置
    電源回路,電力回路と微小信号回路は距離的に離す
    ペア・トランジスタ/FETは極力近くに置く
    熱の影響を受ける素子は発熱源から離す
    熱処理は空気の流れを考えて
    部品配置はでき上がった後を考えて

第2章 OPアンプの使い方
 2.1 OPアンプ入門
    OPアンプとは
    パッケージの形状
    シングル/デュアル/クワッドOPアンプ
    オリジナル・ソースとセカンド・ソース
    OPアンプの互換性について
    電源の与え方
 2.2 OPアンプの基本動作
    理想OPアンプの動作
    実際のOPアンプ
    定数設定のポイント

第3章 トランジスタ、ダイオードの使い方
 3.1 トランジスタの種類と形状
    トランジスタの種類
    外囲器とピン配置
    トランジスタの互換性について
 3.2 トランジスタの基本動作
    ベース電圧電流とコレクタ電流の関係
    増幅回路の基本
 3.3 ダイオード
    基本特性
    ダイオードの種類とその基本的使い方

第4章 抵抗、コンデンサの使い方
 4.1 抵抗の使い方
    抵抗の種類と使い分け
    カラー・コードの読み方
    抵抗値について
    定格電力
    可変抵抗器と半固定抵抗器
 4.2 コンデンサの使い方
    コンデンサの種類と使い分け
    容量値の表示方法
    耐圧について

 製作編

第1章 電源回路の設計
 1.1 トラッキング電源の回路設計
    基準電圧発生回路
    分圧回路
    誤差増幅回路
    出力短絡保護回路
    制御回路
    マイナス測定電圧回路の設計 
 1.2 放熱回路の設計
 1.3 定電圧回路の応用
    NiCd電池充電器
    切り替え型電圧回路
    パワー・トランジスタ(Tr3,Tr'3)の小型化

第2章 h・・メータの設計
 2.1 トランジスタの基本動作
    Ic-VBc特性
    Ic-VcE特性
    hFE-Ic特性
 2.2 hFEメータの設計
    hFE測定の基本
    簡易型hFEメータ
    [1] 制御回路の設計
    定電流回路
    定電圧回路
    IB制御用OPアンプ周辺
    インスツルメンテーション・アンプ
    [2] 割算回路の設計
    NJM4200について
    4象限掛算器への応用
    割算回路の基本
    実際の割算回路

第3章 パワー・アンプの設計
 3.1 定電圧動作パワー・アンプの回路解析
    BA515の回路構成
     ・直流動作
     ・アイドル電流の決定
     ・利得の求め方
     ・最低動作電圧の検討
     ・ブートストラップについて
 3.2 定電圧動作パワー・アンプの設計
    全体の回路構成
     ・トランジスタ使用上の注意
    回路設計
     ・バイアス回路
     ・初段差動増幅回路
     ・2段目の差動増幅回路
     ・出力段
     ・帰還回路
     ・利得の計算
    本回路の特性

第4章 アクティブ・フィルタの設計
 4.1 フィルタの基礎
    各フィルタの伝達特性
    状態変数型フィルタ
    トランスコンダクタンス・アンプのフィルタへの応用
 4.2 フィルタの設計
    トランスコンダクタンス・アンプLM13600
    本フィルタの構成
    本フィルタの仕様
 4.3 具体的な設計
    フィルタ回路
    入力バッファ
    フィルタ部
    β回路(VCA)
    電圧-電流変換回路
     ・fo制御用電圧-電流変換回路
     ・Q制御用電圧-電流変換回路

第5章 グラフィック・イコライザの設計
 5.1 グラフィック・イコライザの原理
    グラフィック・イコライザの基本構成
    ブースト量とカット量
    ピーク(またはディップ)の鋭さ:Q
 5.2 半導体インダクタンスを用いたグラフィック・イコライザ
    半導体インダクタンスについて
    半導体インダクタンスを用いたグラフィック・イコライザの回路構成
 5.3 グラフィック・イコライザ用IC
    グライコ専用ICの種類
    M5226について
 5.4 10素子グラフィック・イコライザの設計
    共振周波数とQの設定
    共振回路の設計
    周辺回路の設計

第6章 カラオケ・ミキサの設計
 6.1 本器の概要
 6.2 ボーカル・キャンセル(Vocal Cancel)回路
    基本原理
    回路構成
    回路設計
     ・差動増幅器
     ・LPF
     ・加算器(1)・・・R5,R6,R7の決定
     ・加算器(2)
 6.3 MICアンプ
    TA7325Pの使い方
    回路設計
 6.4 その他のブロック
    AUXアンプ
    LEVEL/PANPOT調整
    ミキシング・アンプ
 6.5 最後に
    使い方

第7章 サラウンド・アダプタの設計
 7.1 サラウンドの基本
 7.2 バッファの設計
    具体的な設計
 7.3 BBD部の設計
    具体的な設計
 7.4 LPFの設計
    フィルタ特性の種類
    チェビシェフ・フィルタの設計法
    LPF1の設計
    LPF2について
 7.5 インバータの設計
 7.6 まとめ

第8章 同時通話型インターホンの設計
 8.1 2線変換回路
    2線変換の原理
     ・IN→I/O
     ・I/O→OUT
     ・IN→OUT
 8.2 MICアンプとスピーカ・アンプ
    TA7628Pについて
    MICアンプの設計
    パワー・アンプの設計
    リプル・フィルタ
 8.3 まとめ
    調節方法

第9章 発振器内蔵のひずみ率計の設計
 9.1 ひずみ率測定の基礎
    ひずみ率とは
    ひずみ率の測定方法
    本器の構成
 9.2 発振器の設計
    発振回路の設計
    出力レベル調整と出力バッファ
 9.3 ひずみ率の設計
    入力レベル調整と入力アンプ
    ノッチ・フィルタ
    レンジ切り替えと出力アンプ
 9.4 本器の調整と使い方
    調整
    使い方
    本器の特性

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トランジスタ技術スペシャル 32.

実用電子回路設計マニュアル
アナログ回路の設計例を中心に実用回路を詳述

トランジスタ技術編集部 編
B5判 164頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3224-4

トランジスタ技術誌上で発表された回路を分野別にまとめ直して紹介しています.回路分野は,増幅回路,演算回路,発振回路,電源回路,ビデオ回路,スイッチ回路,フィルタ回路,測定器回路,変換回路などです.手元に置いて,アナログ回路のデータベースとして活用してください.

第1章  増幅回路
第2章 フィルタ回路
第3章 変換回路
第4章 測定器回路
第5章 ビデオ回路
第6章 送受信回路
第7章 モータ制御回路
第8章 電源回路

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トランジスタ技術スペシャル 50.

フレッシャーズのための電子工学講座
   電磁気学の基礎から電子回路の設計,製作までをやさしく解説

トランジスタ技術編集部 編
B5判 176頁 定価1,835円(税込)
ISBN4-7898-3242-2

 エレクトロニクスの進歩は速く,実際の製品の技術と基礎的な技術との差が広がっています.
電子技術者ならば必ず一度は通過する,避けては通れないエレクトロニクスの基礎の基礎をやさしく解説しています.電子工学で扱う単位の話しから,素子の使い方,回路設計のためのノウハウまでを手書き図を使いながら記述しています.

特集 電磁気学の基礎から電子回路の設計,製作までをやさしく解説
   フレッシャーズのための電子工学講座

第1章 アナログ回路の分野では常識の単位言葉をマスタ使用
    電子工学で使う単位とその功学者たち

    

第2章 電流と磁気のかかわり合いを理解しよう
    電磁気理論の体系化と諸法則

  

第3章 交流理論,ひずんだ波形の解析,過渡現象などを整理しよう
    基礎的な交流回路と数学的な裏付け

    

第4章 回路網をマトリクスを使って理解しよう
    回路網理論と解析のテクニック

    

第5章 半導体を使った基礎的な回路が設計できるようになろう
    ダイオード,トランジスタ,FETの使い方

    

第6章 バイアスの方法や設置の仕方を理解しよう
    半導体を使った増幅回路の設計法

    

第7章 ラジオ受信機にみる回路機能の動作を整理しよう
    回路に要求される機能とその役割り

    

第8章 自力でものを作り,自力で修理できるようになろう
    基礎的/代表的な回路とその構成法

    

第9章 非線形の欠点を知って設計で応用できるようにしよう
    非線形回路の理論とその特性

    

第10章 効率よく電波を放射する方法や不要放射の抑え方を理解しよう
     電波の利用法とその放射のしかた

    

第11章 現実の部品が理想部品と異なっていることを認識しよう
     受動部品の常識と使用上のポイント

    

第12章 実装された現実の回路と紙上の回路を比べてみよう
     機器設計と実装のテクニック

    



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トランジスタ技術スペシャル 36.

基礎からの電子回路設計ノート
トランジスタ回路の設計からビデオ画像の編集まで

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-3228-7

電子回路の専門書にはエレクトロニクスの専門用語がたくさん出てきます.回路設計をするときに必要な用語がわかりやすく理解できるように,個々の回路設計の方法や機器の動作を具体的に解説しながら用語本来の意味を覚えられるようにしました.用語の検索がしやすいようにキーワード検索を用意しました.

第1章 電子回路設計の基礎ノート
第2章 直流回路と交流回路の基礎ノート
第3章 電子回路用語と部品の基礎ノート
第4章 半導体の基礎ノート
第5章 ビデオ機器の基礎ノート

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トランジスタ技術スペシャル 37.

実用電子回路設計マニュアルU
豊富な回路設計例から最適設計を学ぼう

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-3229-5

No. 32に続く電子回路集.トランジスタ技術誌上で発表された回路を分野別にまとめ,紹介しています.回路分野は,発振回路,フィルタ回路,演算回路,センサ回路,コンパレータ/リミッタ/ホールド回路,送受信回路,スイッチ回路,A-D/D-A変換回路,電源回路など.アナログ回路データベースとして活用できます.

第1章 発振回路
第2章 フィルタ回路
第3章 演算回路
第4章 センサ回路
第5章 コンパレータ/リミッタ/ホールド回路
第6章 送受信回路
第7章 スイッチ回路
第8章 A-D、D-A変換回路
第9章 電源回路

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定本 続トランジスタ回路の設計
FET/パワーMOS/スイッチング回路を実験で解析

鈴木雅臣 著
A5判 360頁 定価2,752円(税込)
ISBN4-7898-3047-0

増幅回路以外にも広く使われているトランジスタ.さらにパワーMOS FETの台頭により応用分野が広がってきたFET.FET増幅回路の基礎実験からはじまり,スイッチング回路から発振回路までをやさしく実験で解説しています.

第1章 トランジスタとFETとICと
 1.1 なぜトランジスタやFETが・・・
    ICを使うメリット/デメリット
    トランジスタやFETを使うメリット/デメリット
    ICとトランジスタ,FETの使い分け
    使い分けるには技術が必要
 1.2 自分でICを設計できる時代になってきた
    自分でICが設計できると・・・
    アナログ回路もこれからは(CMOS)FET

第2章 FET増幅回路を動かす
    [動く姿とFETのしくみを理解しよう]
 2.1 増幅回路の波形を見る
    3倍のアンプ
    ゲートにはバイアスをかける
    ゲート-ソース間電圧が0.4V
    FETは電圧制御素子だ
    出力はソース電流の変化分だ
    ドレインの位相は逆になる
    バイポーラ・トランジスタ回路との違い
 2.2 FETの動作原理
    二つのデバイス JFETとMOS FET
    FETのしくみ
    FETの回路記号
    JFETの伝達特性
    増幅度は相互コンダクタンスgmで
    実際の素子の相互コンダクタンス
    MOS FETの伝達特性
    MOS FETの相互コンダクタンス

第3章 ソース接地増幅回路の設計
    [FET 増幅回路の基本動作を理解しよう]
 3.1 増幅回路を設計する前に
    ソース接地増幅回路の直流電位を求める
    交流的な電圧増幅度を求める
    FETを換えてみると
    FETの代わりにトランジスタを入れると
 3.2 増幅回路を設計してみよう
    電源電圧を決める
    FETを選ぶには
    低周波低雑音用の2SK184を使う
    ドレイン電流の動作点を決める
    RDとRsを決める
    電力損失について計算すると
    ゲート・バイアス回路の設計
    必ずたしかめ算を行おう
    コンデンサC1,C2の決め方
    FET回路でもパスコン重要
 3.3 作った増幅回路の性能
    入力インピーダンスを測ると
    入力インピーダンスの高いことを確認する
    出力インピーダンスは
    増幅度と周波数特性
    高域のカットオフ周波数
    FETを換えて高周波特性を見る
    入力容量が大きく見えるミラー効果とは
    増幅度を大きくしたいとき
    電圧利得と周波数特性の関係
    雑音特性をみると
    全高調波ひずみ率
 3.4 「ソース接地増幅回路」の応用回路
    NチャンネルJFETと負電源を使った回路
    JFETをゼロ・バイアスで使った回路
    150MHz帯同調増幅回路
    高利得・高入力インピーダンス増幅回路
    高入力インピーダンス低雑音増幅回路
    簡単に作れる低電流回路

第4章 ソース・フォロワ回路の設計
    [パワーMOSを使いこなすために]
 4.1 ソース・フォロワを動かす
    ソース接地回路との違い
    波形を見ると・・・入力と出力が同じだ
    出力インピーダンスが低い理由
 4.2 ソース・フォロワ回路を設計してみよう
    電源電圧を決める
    FETを選ぶ
    FETに要求される条件
    バイアス回路の設計
    ソース抵抗Rsの決め方
    FETの発熱・・・ドレイン損失を計算する
    最大使用温度を確認しておく
    コンデンサC1,C2の決定
    電源のデカップリング・コンデンサ
 4.3 作ったソース・フォロワの性能
    入力インピーダンスの測定
    出力インピーダンスは
    負荷抵抗が重くなったとき
    プッシュプルにすると
    パワーMOS FETのとき
    振幅周波数特性を測定する
    雑音および全高調波ひずみ率
 4.4 「ソース・フォロワ回路」の応用回路集
    NチャンネルJFETと負電源を使った回路
    PチャンネルJFETと負電源を使った回路
    ソース・フォロワ+定電流負荷
    JFETを用いたプッシュプル・ソース・フォロワ
    FETとトランジスタの混成ダーリントン接続
    ソース・フォロワ+OPアンプ
    OPアンプ+ソース・フォロワ

第5章 FETオーディオ・パワー・アンプの設計・製作
    [パワーMOSによる電力回路の試み]
 5.1 オーディオ・パワー・アンプ回路構成の検討
    トランジスタ回路ではベース電流が必要だが・・・
    MOS FETだと回路が簡素化できる
    トランジスタ回路では熱暴走防止回路が必要だった
    MOS FETでは熱暴走がない
    それでも簡単な温度補償回路を付ける
 5.2 MOS FETパワー・アンプの設計法
    製作するアンプの仕様
    はじめに電源電圧を決める
    OPアンプの電源回路は3端子レギュレータで
    ソース・フォロワ用FETの選択
    放熱器と電流制限抵抗が必要
    ソース・フォロワのバイアス回路構成
    バイアス用定電流源の検討
    温度補償用トランジスタの選択
    バイアス電圧 VBを決めるには
    OPアンプによる電圧増幅段
    入力回路周辺に使う部品
    回路をうまく動作させるための部品
    スピーカ負荷への対策
 5.3 作ったパワー・アンプの調整と性能評価
    回路の動作波形
    温度補償回路の動作
    オーディオ・アンプとしての性能・・・f特とノイズ特性
    ひずみ率とトランジスタ・アンプとの比較
 5.4 オーディオ・パワー・アンプの応用回路集
    パラレル・プッシュプル・ソース・フォロワ
    オーディオ用100Wパワー・アンプ

第6章 ゲート接地増幅回路の設計
    [増幅回路の周波数特性を改善するために]
 6.1 ゲート接地の波形を見る
    実験する回路の構成
    非反転で3倍のアンプ
    ソース波形とドレイン波形は同相
 6.2 ゲート接地回路を設計してみよう
    電源電圧とFETの選択
    交流的な増幅度を求める
    Rs,R3,RDの決め方
    最大出力電圧を求めると
    バイアス回路の設計
    コンデンサC1〜C5の決め方
 6.3 作ったゲート接地回路の性能
    入出力インピーダンスを測定する
    高いインピーダンスへの対策
    増幅度と周波数特性
    高周波での特性
    周波数特性が良い理由
    入力容量Ciが特性に影響しない証拠
    2SK241の場合はなぜ良くならない?
    雑音および全高調波ひずみ率
 6.4 「ゲート接地増幅回路」の応用回路集
    ビデオ・アンプ
    カスコード接続の増幅回路
    カスコード・ブートストラップ回路
    低雑音高入力インピーダンス増幅回路

第7章 電流帰還型OPアンプの設計・製作
    [新時代高速OPアンプの試み]
 7.1 電流帰還型OPアンプとは
    従来のOPアンプ・・・電圧帰還型
    新しい形のOPアンプ電流帰還型
    電圧帰還型OPアンプと電流帰還型OPアンプの比較
 7.2 電流帰還型OPアンプの基本構成
    入力バッファとトランス・インピーダンス
    出力段の構成・・・エミッタ・フォロワ
 7.3 電流帰還型ビデオ・アンプの設計・製作
    ビデオ・アンプとしての設計
    まずは電源電圧とトランジスタの選定
    エミッタ電流値から各抵抗値を決める
    ソース・フォロワの設計
 7.4 作ったビデオ・アンプの性能
    回路のチェック
    出力インピーダンスを測ると
    利得と周波数特性の実測
    電圧帰還型OPアンプと比較すると
    周波数特性を良くするには
    方形波応答を見る
    ビデオ・アンプの雑音特性
    トランス・インピーダンスの測定
    出力オフセットの原因は?
 7.5 「電圧帰還型OPアンプ」の応用回路集
    カスコード・ブートストラップ化したビデオ・アンプ
    入力段にトランジスタを用いた電圧帰還型アンプ
    カレント・ミラーを用いた電圧帰還型アンプ

第8章 トランジスタ・スイッチング回路の設計
    [パワー・ドライブ技術を実験する]
 8.1 エミッタ接地型トランジスタ・スイッチング回路
    トランジスタのスイッチングとは
    増幅回路からスイッチング回路へ
    スイッチング波形を観測すると
    コレクタをオープンにすると
 8.2 エミッタ接地スイッチング回路の設計
    スイッチング・トランジスタの選択
    大きな負荷電流が必要なとき
    バイアス回路R1,R2の決定
    スイッチングは遅い・・・μsオーダ
 8.3 スイッチングを速くするには
    スピードアップ・コンデンサをつけると・・・
    ショットキ・クランプを試してみると
    出力波形の立ち上がりスピードを上げるには
 8.4 エミッタ・フォロワ型スイッチング回路の設計
    エミッタ・フォロワに大振幅を入れると
    スイッチングは速い
    設計するスイッチング回路の仕様
    トランジスタの選択
    バイアス抵抗 R1の決定
 8.5 トランジスタ・スイッチング回路の応用
    リレーを駆動する回路
    LED表示器ダイナミック駆動回路(エミッタ接地)
    LED表示器ダイナミック駆動回路(エミッタ・フォロワ)
    フォト・カプラのドライブ回路

第9章 FETスイッチング回路の設計
    [パワーMOS利用技術の原点を実験する]

 9.1 JFETを使ったソース接地型スイッチング回路
    NチャンネルJFETに正弦波を入力すると
    PチャンネルJFETに正弦波を入力すると
    JFETの伝達特性を考える
    正弦波入力波形がクリップする理由
    スイッチング波形を見る・・・ノーマリONとノーマリOFF
    FETは高速スイッチングが可能
    JFETスイッチ回路を設計するときの注意点
 9.2 MOS FETを使ったソース接地型スイッチング回路
    MOS FETに正弦波を入力すると
    MOS FET回路の波形は
    MOS FETソース接地型スイッチング回路の設計仕様
    MOS FETの選択
    ゲート・バイアス抵抗の決め方
    オープン・ドレイン回路にすると
 9.3 ソース・フォロワ型スイッチング回路の設計
    NチャンネルJFETを使ったソース・フォロワ・スイッチング回路
    PチャンネルJFETを使ったソース・フォロワ・スイッチング回路
    MOS FETを使ったソース・フォロワ・スイッチング回路
    ソース・フォロワ・スイッチング回路の注意点

第10章 パワーMOSを使ったモータ駆動回路
    [DCモータの正転/逆転駆動を試みる]
 10.1 モータ駆動回路のしくみ
    モータの正転/逆転させるしくみ・・・Hブリッジ回路
    MOS FETによるHブリッジ回路
    ソース・フォロワ型MOS FETを駆動するための工夫
    Hブリッジ・コントロール回路のしくみ
 10.2 Hブリッジ・モータ駆動回路の設計
    設計する回路の仕様
    15V/1Aを駆動するHブリッジ部のFETを選ぶ
    FETにはフライホイール・ダイオードが内蔵されている
    Hブリッジ・コントロールの論理回路
    エミッタ接地型スイッチ回路には抵抗内蔵型トランジスタ
    駆動回路用電源はDC-DCコンバータで昇圧
    DC-DCコンバータの元はシュミット・トリガ発振回路
 10.3 動作したモータ駆動回路の動作波形
    駆動回路用電源・・・DC-DCコンバータ部の波形
    駆動出力の波形
    スイッチング速度が速くなると
 10.4 モータ駆動回路の応用回路
    PチャンネルMOS FETとNチャンネルMOS FETを使った回路
    トランジスタを使ったHブリッジ回路

第11章 パワーMOSによるスイッチング電源の設計
    [昇圧型DC-DCコンバータ
 11.1 スイッチング電源のしくみ
    シリーズパス型直流電源との違い
    昇圧型スイッチング電源のしくみ
    スイッチング電源の基本的な要素
 11.2 昇圧型スイッチング電源の設計
    製作するスイッチング電源の仕様
    スイッチ素子・・・MOS FETの選択
    インダクタンスを決める
    パルス整流回路の構成
    スイッチング用発振回路の構成
    電圧安定化のしくみ 
    帰還回路の定数を求める
    コンデンサたちはいつものように
 11.3 作った電源回路の波形と性能
    電源の出力波形
    各部のスイッチング波形
    スイッチング用MOS FETの電流波形
    取り出せる最大出力電圧は
    回路の電力変換効率
    出力電圧:出力電流特性・・・ロード・レギュレーション
    出力電圧:入力電圧特性・・・ライン・レギュレーション 
 11.4 昇圧型スイッチング電源の応用回路
    固定出力電圧のスイッチング電源
    スイッチング素子にトランジスタを使った電源回路

第12章 トランジスタ・スイッチング電源の設計
    [降圧型DC-DCコンバータの試み]
 12.1 降圧型電源のしくみ
    ローパス・フィルタに方形波を入れると・・・
    スイッチング回路+フィルタ=降圧型スイッチング電源 
    SWがOFFしているときのために・・・フライホイール・ダイオード
 12.2 降圧型スイッチング電源の設計
    製作する電源回路の仕様
    スイッチ素子の選択・・・まずは電流値から
    トランジスタの耐圧は
    ベース電流を決めるR3,R4
    フライホイール・ダイオードの選択
    ローパス・フィルタ部の設計
    スイッチ駆動用の発振回路
    電圧安定化のための帰還回路の考え方
    出力電圧を設定するには
    周辺のコンデンサたち
 12.3 製作した電源の波形と特性
    出力波形を確認すると
    コントロール回路の波形
    Tr1のスイッチング波形
    スイッチング・トランジスタの電流波形
    回路の変換効率は
    出力電圧:出力電流特性・・・(ロード・レギュレーション)
    出力電圧:入力電流特性・・・(ライン・レギュレーション)
 12.4 降圧型スイッチング電源の応用回路
    回路の無調整化(その1)
    回路の無調整化(その2)
    スイッチング素子にMOS FETを使った回路

第13章 アナログ・スイッチ回路の設計
    [信号を切り替えるテクニックを実験する]
 13.1 アナログ・スイッチのしくみ
    アナログ・スイッチとは?
    ダイオードを使ったスイッチ
    トランジスタを使ったスイッチ
    FETを使ったスイッチ
    FETスイッチは機械スイッチとまったく同じ出力波形だ
    ゲートには入力信号がそのまま現われている
    VGsを変えてON/OFFさせている
 13.2 JFETを使ったアナログ・スイッチの設計
    スイッチング用FETの選択
    スイッチとしての2SK330の特性
    FETスイッチのゲート駆動回路
    スイッチングのためのレベル・シフト回路
    各部の電位と周辺の抵抗値
 13.3 作ったアナログ・スイッチ回路の特性
    スイッチとしての動作は?
    ON抵抗の大きさ 
    OFFアイソレーションは
 13.4 アナログ・スイッチの応用回路
    OFFアイソレーションを改善した回路
    PチャンネルJFETを用いた回路
    OPアンプの仮想接地を利用した切り替え回路
    FETのON抵抗の影響を小さくしたOPアンプの切り替え回路
    フォトMOSを使ったアナログ・スイッチ
    トランジスタを使ったショート型スイッチ
    トランジスタによる差動型アナログ・スイッチ

第14章 発振回路の設計
    [CR発振/LC発振/水晶発振を実験する]
 14.1 発振回路のしくみ
    正帰還をかける
    共振回路と負性抵抗素子を使う
    負性抵抗素子とは
 14.2 CR発振回路の設計
    移相発振のしくみ
    発振する条件は・・・
    回路の利得が29倍!
    実際の発振波形を見ると
 14.3 LC発振回路の設計
    共振回路と負性抵抗で発振する
    変形コルピッツ回路とは
    実際の定数を決めるには
    発振波形を見ると・・・C1とC2が重要
    出力はバッファを通して
 14.4 水晶発振回路の設計
    水晶振動子を使うと
    発振回路を設計するには・・・コルピッツ型発振回路だ
    実際の発振波形を見ると・・・C1とC2が重要
    オーバトーン発振回路
 14.5 さまざまな発振回路
    FETを用いた位相発振回路
    LC発振回路の周波数調整
    MOS FETを用いたLC発振回路
    セラミック振動子を用いた発振回路
    コレクタ出力の水晶発振回路

第15章 FMワイヤレス・マイクをつくる
    [LC発振と高周波増幅回路の実用的試み

 15.1 ワイヤレス・マイクのしくみ
    音声信号を周波数変調する・・・FM
    FM変調のしくみ
 15.2 ワイヤレス・マイクの設計
    作るワイヤレス・マイクの仕様
    マイクとAFアンプは
    FM変調回路の構成
    発振回路の構成
    RFアンプの構成
    アンテナは
    回路の調整方法
    作った回路の性能
    周波数偏移を変更したいとき
 15.3 FMワイヤレス・マイクの応用回路集
    RFアンプに同調回路を付加する
    発振回路にセラミック振動子を用いる(その1)
    発振回路にセラミック振動子を用いる(その2)

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定本 トランジスタ回路の設計
増幅回路技術を実験を通してやさしく解析

鈴木雅臣 著
A5判 324頁 定価2,243円(税込)
ISBN4-7898-3048-9

今,ハードウェア技術者に不足していること…それは自分の手で回路をじっくりと実験して考察する時間です.本書はそんな多忙な技術者,あるいは技術者をめざす人のためのとてもわかりやすいトランジスタ回路の本です.たぶん本邦最後のトランジスタ回路の解説書です.

第1章 トランジスタ回路への誘い
 1.1 はじめはトランジスタやFETがいい
    ICしか使えないと・・・
    トランジスタやFET回路には無限の可能性がある
 1.2 トランジスタとFETの動作イメージ
    増幅動作とは
    トランジスタの動作
    FETの動作
 1.3 最近のトランジスタとFET
    外形(パッケージ)の進化
    内部構造の進化
    トランジスタ,FETの逆襲

第2章 増幅回路を動かす
    [エミッタ接地回路を実験する]
 2.1 増幅回路の波形を見る
    5倍のアンプだ!
    ベースにはバイアスが・・・
    ベース-エミッタ間電圧が0.6V!
    2種類のトランジスタ
    出力はコレクタ電圧の変化分だ
 2.2 増幅回路を設計してみよう
    各部の直流電位を求めるには
    交流的な電圧増幅度を求めるには
    設計する回路の仕様
    電源電圧を決める
    トランジスタを選ぶ
    エミッタ電流の動作点を決める
    RcとREの決め方
    ベース・バイアス回路の設計
    結合コンデンサC1,C2の決め方
    電源のデカップリング・コンデンサC3,Cの決め方
 2.3 作った増幅回路の性能
    入力インピーダンスは
    出力インピーダンスは
    増幅度と周波数特性
    高域のカットオフ周波数は
    トランジスタを高周波用に替えると
    周波数特性が延びない理由  
    増幅度を大きくしたいとき
    雑音電圧特性をみると
    全高調波ひずみ率は
 2.4 エミッタ接地の応用回路
    NPNトランジスタと負電源を使った回路
    PNPトランジスタと負電源を使った回路
    正負電源を使った回路
    低電源電圧・低消費電流増幅回路
    二相信号発生回路
    ローパス・フィルタ回路
    高域増強回路
    高周波・広帯域増幅回路
    140MHz帯同調増幅回路

第3章 出力を強化する回路
    [エミッタ・フォロワ回路を実験する]
 3.1 エミッタ・フォロワの波形を見る
    入力と同じ出力信号だ
    負荷抵抗の影響を受けない
 3.2 回路を設計してみよう
    電源電圧を決める
    トランジスタを選ぶ
    トランジスタのコレクタ損失を計算する
    エミッタ抵抗のREの決め方
    バイアス回路の設計
    コンデンサC1〜C4の決定
 3.3 作ったエミッタ・フォロワの性能
    入出力インピーダンスは
    出力負荷が重くなったとき
    プッシュプルのエミッタ・フォロワにすると
    改善したプッシュプル型エミッタ・フォロワ
    振幅周波数特性を見ると
    雑音および全高調波ひずみ率は
 3.4 エミッタ・フォロワの応用回路
    NPNトランジスタと負電源を使ったエミッタ・フォロワ
    PNPトランジスタと負電源を使ったエミッタ・フォロワ
    正負電源を使ったエミッタ・フォロワ
    定電流負荷を用いたエミッタ・フォロワ
    正負電源を使ったプッシュプル型エミッタ・フォロワ
    2段直結型プッシュプル・エミッタ・フォロワ
    OPアンプ+エミッタ・フォロワ
    OPアンプ+プッシュプル・エミッタ・フォロワ(その1)
    OPアンプ+プッシュプル・エミッタ・フォロワ(その2)

第4章 ミニパワー・アンプの設計・製作
    [オーディオ・アンプの試み]
 4.1 電力増幅回路の急所
    電圧増幅と電流増幅に分ける
    単純なプッシュプルだと
    スイッチングひずみを補正しても
    熱暴走を防ぐには
    アイドリング電流の温度変動を抑える
    実験の回路設計では
 4.2 ミニパワー・アンプの設計法
    つくる回路の仕様
    電源電圧を決めるには
    エミッタ接地増幅回路の動作点
    増幅度を決める部分
    エミッタ・フォロワのバイアス回路
    エミッタ・フォロワ部の電力損失
    出力回路周辺の部品たち
 4.3 作ったミニパワー・アンプの性能
    回路の調整は
    回路の動作波形
    オーディオ・アンプとしての性能
 4.4 ミニパワー・アンプの応用回路
    PNPトランジスタで作ったバイアス回路
    PNPトランジスタで電圧増幅を行なう回路
    ミニミニパワー・アンプ

第5章 パワー・アンプの設計・製作
    [本格オーディオ・アンプの試み]
 5.1 大電力を得る方法
    ポイントは発熱対策
    大電流を制御するときの考え方
    ダーリントン接続の効用
    電流を増やすには・・・パラレル接続だ
    パラレル接続の実際・・・電流バランスが大切
    パラレル接続の成功の鍵は熱結合
    アイドリング電流とひずみ率の関係
    アイドリング電流と発熱の関係
    放熱設計を考えるとき
    ヒート・シンクの大きさを決めるには
    トランジスタの安全動作領域とは
 5.2 パワー・アンプの設計
    アンプの仕様
    電源電圧を最初に
    OPアンプによる電圧増幅段の設計
    エミッタ・フォロワの入力電流は
    バイアス回路の定数の決定
    パワー段エミッタ・フォロワの設計
    パワー段の消費電力とヒート・シンク
    うまく動作させるための部品
 5.3 作ったパワー・アンプの性能
    回路の調整は
    回路の動作波形
    オーディオ・アンプとしての性能
    保護回路を付加するには
 5.4 パワー・アンプの応用回路
    ブリッジ・ドライブ回路
    オーディオ用100Wパワー・アンプ

第6章 周波数特性をのばすには
    [ベース接地回路を実験する]
 6.1 ベース接地回路の波形を見る
    非反転の5倍のアンプだ
    ベースは交流的に接地
 6.2 ベース接地回路を設計してみよう
    電源まわりの設計とトランジスタの選択
    交流的な増幅度を求めるには
    抵抗値Rc,RE,R3の決め方
    バイアス回路の設計
    コンデンサC1〜C5の決め方
 6.3 作ったベース接地回路の性能
    入出力インピーダンスは
    増幅度と周波数特性
    周波数特性が良い理由
    ほんとに入力容量Ciの影響がないの?
    ノイズおよび高調波ひずみ率
 6.4 ベース接地回路の応用回路
    PNPトランジスタを使ったベース接地増幅回路
    NPNトランジスタと負電源を使ったベース接地増幅回路
    正負電源を使ったベース接地増幅回路
    数百MHzまでの高周波広帯域増幅回路
    150MHz帯同調増幅回路

第7章 ビデオ・セレクタの設計・製作
    [ベース接地とエミッタ・フォロワ回路の試み]
 7.1 ビデオ信号を切り替えるには
    ビデオ信号の性質
    インピーダンス・マッチングとは
    ビデオ信号をスイッチするときには
 7.2 ビデオ・アンプの設計
    ベース接地+エミッタ・フォロワ
    各部の直流電位の設定
    結合コンデンサは容量を大きく
    方形波応答を見ると
    周波数特性と群遅延特性
    トランジスタを高周波用に変えると
    ビデオ・セレクタの応用
 7.3 ビデオ・セレクタの応用回路
    PNPトランジスタのエミッタ・フォロワを使うと
    5V電源で動作するビデオ・セレクタ

第8章 カスコード回路の設計
    [周波数特性の良い本格回路を実験する]
 8.1 カスコード回路の波形をみる
    カスコード回路とは?
    エミッタ接地回路と同じようだが
    利得ゼロのエミッタ接地回路
    ミラー効果が発生しない
    可変電流源+ベース接地=カスコード回路
 8.2 カスコード回路を設計してみよう
    カスコード回路の増幅度は
    電源電圧を決める
    トランジスタの選択・決定
    動作点は出力容量Cobを考えて
    利得を決めるRE,R3,R2は
    バイアス回路を設計する前に
    R1とR2の決定
    R4とR5の決定
    コンデンサC1〜C8の決定
 8.3 作ったカスコード回路の性能
    入力インピーダンスを測定する
    出力インピーダンスは
    増幅度と周波数特性
    高域の特性に注目すると
    どっちのトランジスタがf特を決めるのか?
    雑音特性をみる
 8.4 カスコード回路の応用設計
    PNPトランジスタを使ったカスコード回路
    ビデオ信号増幅回路
    カスコード・ブートストラップ回路

第9章 負帰還増幅回路の設計
    [ゲインの大きな2段直結回路を実験する]
 9.1 負帰還増幅回路の波形をみる
    大きな電圧増幅度を得るには
    100倍のアンプだ
    Tr1の動作がおかしい?
    Tr2の動作はOK
 9.2 負帰還増幅回路の原理
    増幅段の電流分配をみると
    負帰還をかけるとは
    ほんとに負帰還なのか?
    回路の利得を求める
    帰還回路の重要な式
 9.3 負帰還増幅回路を設計してみよう
    電源まわりの設計とトランジスタの選択
    NPNとPNPを組み合わせる理由
    Rs+R3とR2の決定
    R4とR5の決定
    Rf,Rs,R3の決定
    バイアス回路R1とR2の決定
    コンデンサC1〜C4の決定
    C5〜C7の決定
 9.4 作った負帰還増幅回路の性能
    入力インピーダンスを測定する
    出力インピーダンスを測定する
    増幅度と周波数特性
    正確な裸利得は・・・
    高周波領域の特性
    雑音特性をみる
    全高調波ひずみ率
    Tr1をFETに置き換えると・・・
 9.5 負帰還増幅回路の応用回路
    低雑音増幅回路
    低域増強回路
    高域増強回路

第10章 直流安定化電源の設計・製作
    [エミッタ接地とエミッタ・フォロワ回路の試み]
 10.1 安定化電源のしくみ
    基本はエミッタ・フォロワ
    負帰還で出力電圧を安定化する
 10.2 可変電圧電源の設計
    作る回路の構成
    出力トランジスタの選択
    そのほかの制御用トランジスタ
    誤差増幅器の設計
    安定動作のためのコンデンサ
    整流回路の設計
 10.3 作った可変電圧電源の性能
    出力電圧/出力電流特性
    リップルと出力ノイズ
    正負電源への応用
 10.4 直流安定化電源の応用回路
    低残留リップル電源回路
    低雑音出力可変電源回路
    3端子レギュレータの出力電圧をアップする方法

第11章 差動増幅回路の設計
    [OPアンプの基本技術を実験する]
 11.1 差動増幅回路の波形を見る
    アナログICの中身をみると
    入力端子が2本,出力端子が2本
    二つのエミッタ接地増幅回路
    二つの入力に同じ信号を入れると
 11.2 差動増幅回路の動作原理
    二つのエミッタ電流の和が一定
    二つの入力信号の差を増幅する
    電圧利得を検討するには?
    利得はエミッタ接地の1/2だが
    差動増幅回路のメリット
    デュアル・トランジスタの登場
 11.3 差動増幅回路を設計してみよう
    電源電圧の決定
    Tr1とTr2の選択
    Tr1とTr2の動作点の決定
    定電流回路の設計
    R3とR4の決定
    R1とR2の決定
    C1〜C6の決定
 11.4 作った差動増幅回路の性能
    入出力インピーダンスは
    電圧増幅度と低周波での周波数特性
    高周波での特性
    雑音特性
 11.5 差動増幅回路の応用回路
    カスコード化
    カスコード・ブートストラップ化
    差動増幅回路+カレント・ミラー回路
    カスコード・ブートストラップ+カレント・ミラー回路

第12章 OPアンプ回路の設計・製作
    [ICに匹敵する回路の実現への試み]
 12.1 OPアンプとは
    なぜOPアンプの設計
    表記法と基本的な動作
    増幅回路としてみると
    非反転増幅回路のとき
 12.2 トランジスタによるOPアンプの回路構成を決める
    モデルは汎用のμPC4570だ
    OPアンプμPC4570の回路構成
    設計するOPアンプの回路構成
    設計するOPアンプの名前は4549
 12.3 トランジスタOPアンプ4549の回路定数を求める
    トランジスタの選択
    差動増幅部の設計
    LEDで定電圧を作る
    Tr1の負荷抵抗R1を求める
    エミッタ接地増幅部の設計
    エミッタ・フォロワ部の設計
    位相補償回路C1とR4の決定
    C2〜C5の決定
 12.4 トランジスタOPアンプ4549の動作波形
    反転増幅回路として動かす
    非反転増幅回路として動かす
 12.5 作ったトランジスタOPアンプ4549の性能
    入力オフセット電圧
    スピードを見る・・・スルーレート
    周波数特性
    雑音特性
    全高調波ひずみ率
    4549とμPC4570の勝負の結果
 12.6 トランジスタOPアンプ回路の応用回路
    JFET入力のOPアンプ回路
    初段をカスコード・ブートストラップ化したOPアンプ回路
    初段をカレント・ミラー回路を用いたOPアンプ回路
    2段目をカスコード・ブートストラップ化したOPアンプ回路

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定本 OPアンプ回路の設計
再現性を重視した設計の基礎から応用まで

岡村廸夫 著
A5判 424頁 定価2,854円(税込)
ISBN4-7898-3050-0

自然現象から得られる電気信号のほとんどはアナログですから,電子技術が進むほど高度なアナログ技術が求められます.その基礎でもあるOPアンプの基礎的な技術を集め,具体的な各種の応用をとり混ぜ,詳解しました.

第1章 OPアンプを働かせる
 1.1 OPアンプの運転
    アナログ回路と実験技術
    入力と出力の関係
    バーチュアル・ショート
    発振の感触
 1.2 基本的な四つの使い方
    非反転増幅器として
    ボルテージ・フォロワ
    差動増幅器として
    コンパレータとして
 1.3 OPアンプはどこまで理想的か
    理想のOPアンプ
    理想的でなくなるケース
 1.4 理想的でないOPアンプの使い方
    増幅度が有限なとき
    ループ・ゲインの効果

第2章 ゼロ点、ドリフトそしてノイズ
 2.1 オフセットの話
    オフセットはなぜ生ずるか
    電圧と電流とに分ける
    オフセット電圧の性質
    オフセット電流の性質
    オフセットの実測法
 2.2 ゼロ点安定性の向上策
    変動の原因は何か
    そのままでやれる改善法
    電圧ドリフトの軽減法
    別の素子の応援を求める
    温度に関する二つの考察
    温度に関する過渡特性
 2.3 オフセットを打ち消す
    ゼロ調節の効果
    ゼロ調節の方法
    コレクタ電流によるゼロ調節
    入力側からのゼロ調節
    ゼロ点をずらせて使いたい時
 2.4 自動のゼロ調節
    自動で合せる方法とメリット
    ゼロ補正する増幅器
    もっと複雑な例
    増幅度がある時
    スイッチで切り替える方式
    コンピュータが使える時
 2.5 OPアンプの雑音
    内部から出る雑音
    雑音の表し方
    OPアンプへの対応
    内部雑音を小さく使うには

第3章 発振器にしないために
 3.1 発振の見わけ方
    発振する装置はないより悪い
    発振の兆候
    オシロスコープを使う
 3.2 ゲインと位相の知識   
    発振の原因
    ポールの話
    ボード線図とその精度
    ゼロの話
    ボード線図の書き方
 3.3 OPアンプの内部
    発振しない特性
    多段増幅器の特性
    位相補償の実際
 3.4 OPアンプ以外の要素
    外部ポールの発生
    入力容量とその補償法
    バイパス・コンデンサの役割

第4章 広帯域化、高速化のために
 4.1 立ち上がりを決める要素
    スルーレートと帯域幅
    スルーレートは何で決まるか
    スルーレートを大きくする
 4.2 有効な帯域幅と位相補償
    発振は止めたが
    帯域幅とパワー・バンド幅
    スルーレートとセトリング・タイム
 4.3 基本的な3種の位相補償
    1ポールによる補償
    2ポールによる補償
    フィード・フォワード補償
    三つの補償法の比較
 4.4 位相補償の技巧
    帯域幅を広く使うには
    OPアンプの外部からの補償
    電流フィードバック型OPアンプ
    安定度の確かめ方
    高速の実装技術

第5章 部品、実装、システム化の技術
 5.1 OPアンプ選定の手がかり
    短く歴史を
    OPアンプの構造と特長
    代表的なOPアンプの特性
    温度範囲
    パッケージ
5.2 固定抵抗の選定と工夫
    ゲインの安定度
    固定抵抗の少ない回路
    精密抵抗の選択
    同じ抵抗を使った回路
    組み合わせで得られる抵抗
    大きなゲインが必要な場合
    調節できる精密抵抗回路
 5.3 その他の外付け部品
    可変抵抗
    コンデンサ
 5.4 OPアンプとシステム設計
    レベル・ダイヤグラムの書き方,使い方
 5.5 実装の技術
    部品の配置と配線
    グラウンドの引き方
    バイパス・コンデンサの接続
    迷容量を減らす
    保護回路

第6章 反転増幅器としての応用
 6.1 簡単な反転増幅器
    反転増幅器の特長
    必ず動く反転増幅器
    精密な反転増幅器
    高速な反転増幅器
    フィード・フォワードを使って
 6.2 電圧信号と電流信号の変換
    電流信号から電圧信号に
    高感度化のために
    微小電流の測定技術
    電圧信号を電流信号に
    電流インバータ
 6.3 応用のための技術
    ゲインの調節
    ゲインの微調
    応答速度との関係
 6.4 パワー・ブースタの考察
    簡単なバッファ
    ブートストラップを使ったブースタ
    専用バッファを使って

第7章 非反転増幅器としての応用
 7.1 簡単な非反転増幅器
    現実の非反転増幅器
    ボルテージ・フォロワ
    速いボルテージ・フォロワ
    技巧的な手段
    同相入力の範囲
 7.2 ブートストラップの技法
    交流結合のボルテージ・フォロワ
    交流結合の非反転増幅器
 7.3 非反転増幅器の応用
    非反転側で平均値回路
    ドリブン・シールド
    入力容量をキャンセルする
    ゲインの微調とボルテージ・フォロワ
    どこまで振れるボルテージ・フォロワ
 7.4 ガードの方法
    絶縁を増幅する
    ガードリングの実際
    ガードをドライブする

第8章 差動増幅器としての応用
 8.1 なぜ差動増幅器を使うか
    差動増幅器の特徴
    簡単な差動増幅器
    温度差計
 8.2 差動増幅器の特質を活かす
    雑音を除く
    同相入力の範囲
    ノイズの中での動作
    CMRと周波数の関係
    差動増幅器に頼らない方法
 8.3 CMRを大きく使うには
    信号源インピーダンスとCMR
    入力インピーダンスを上げる
    抵抗の選び方
    増幅度を可変にする
 8.4 差動出力の増幅回路
    差動出力を得る回路
    ±15V電源で50Vp-pの出力

第9章 定電圧、定電流回路への応用
 9.1 OPアンプのための電源
    簡単なOPアンプの電源
    簡単な回路のむずかしい点
    簡単な定電圧電源
    安定度はどこまで
    整流回路の計算
 9.2 OPアンプによる定電圧電源
    特徴はどこに出せるか
    ツェナ・ダイオードの性質
    回路の発達の過程
    スマートにならないか
 9.3 可能性を拡大する
    高電圧の定電圧電源
    高圧の範囲を拡大する
    電力を増す
 9.4 OPアンプによる定電流回路
    簡単な定電流回路
    OPアンプによる定電流ソース
    OPアンプによる定電流シンク
    基準電位を変更するには
    両極性の定電流回路
 9.5 いろいろな電源回路
    アクティブ・バリオーム
    較正用微小電流源

第10章 微分、積分回路への応用
 10.1 微分,積分回路の要点
    OPアンプと積分回路
    OPアンプと微分回路
    微分,積分の計算
 10.2 交流結合を用いて
    非反転型の交流増幅器
    反転増幅器
    交流増幅でゼロ調を省く
    オーディオ・イコライザ
    片電源での動作
 10.3 アクティブ・フィルタと応用回路
    フィルタの種類
    次数と特性
    回路の構成
    ローパスとハイパスの実例
    バンドパス・フィルタ
    ステート・バリアブル型の例
    ノッチ・フィルタ
    オールパス・フィルタ
    トラブルと考察
 10.4 微分,積分の応用回路
    静電容量を増幅する
    合成インダクタンス
    時定数を増幅する
    パルス・レート・メータ
    階段波発生器
 10.5 V-Fコンバータ/C-Fコンバータ
    V-Fコンバータの動作
    V-Fコンバータの応用
    V-Fコンバータの誤差
    ノンストップC-Fコンバータ
    9桁をカバーするC-Fコンバータ

第11章 非直線な素子による応用
 11.1 電圧で内部抵抗が変わる素子
    フィードバック型リミッタの動作
    ソフト・リミッタとハード・リミッタ
    スピードとリークの対策
    ダイオード・リミッタ
 11.2 関数発生器
    ダイオードによる方法
    温度特性の補償
    逆関数を作る方法
 11.3 ダイオードを合成する
    理想的なダイオード
    精密な関数発生器
    絶対値回路
    精密な部品を減らす工夫
    スピードアップの手法
 11.4 ピーク検出とサンプル&ホールド
    ピーク検出の原理
    P-P検出器
    ピーク検出器と実用上の問題
    サンプル&ホールド
 11.5 ダイオード,トランジスタと併用する
    ログ・アンプ
    D-Aコンバータ

第12章 コンパレータへの応用
 12.1 コンパレータの基本技術
    コンパレータとOPアンプ
    ゼロクロス・ディテクタ
    オフセット電圧と電流
    コンパレータと位相補償
    出力の振幅を抑える
 12.2 しきい値とヒステリシス
    しきい値の設定法
    ヒステリシスの意味と効果
    増幅と減衰の効果
    ウインドウ・コンパレータの基準電圧
    バイアス増幅器の考え方
 12.3 誤動作の原因と対策
    コンパレータはなぜ誤動作するのか
    誤動作を避け,感度を上げるには
    マルチプル・トリガの原因
    コンパレータは発振するか
    ヒステリシスと検出限界
 12.4 コンパレータの応用回路
    バイアス電流を低減する
    自動切り替え式の分圧抵抗
    ストローブ
    万能型のウインドウ・コンパレータ

第13章 発振器、タイミング回路への応用
 13.1 方形波の発振器
    簡単で安定な発振器
    リラクゼーション発振の原理
    温度特性の改善
    回路の発展と応用
 13.2 いろいろな波形
    三角波と方形波を作る
    のこぎり波の発生
    電圧で制御する
    各種の波形
 13.3 正弦波の発振器
    発振器はやさしくない
    簡易型正弦波発振器
    クワドラチャ発振器
    周波数可変の正弦波発振器
 13.4 タイミング回路
    モノステーブル・マルチバイブレータ
    長時間タイマ
    ディジタル回路へのインターフェース
    片電源の発振器とタイミング回路

第14章 OPアンプとスイッチの結合
 14.1 スイッチで何ができるか
    スイッチの用途
    信号の切り替え
    オン抵抗の性質と効果
    オン抵抗の影響を除く
    スイッチを入れる場所を変える
    ゲインの切り替えとS/N
 14.2 スイッチの選択とドライブ
    スイッチの特性と素子
    ダイオード・スイッチ
    トランジスタ・スイッチの長所と限界
    スイッチとしてのFET
    スイッチのダイナミック・レンジ
    CMOSスイッチとOPアンプ
    JかMOSか
 14.3 スイッチの特性改善法
    ループの中に入れる
    加わる電圧を低くする
    漏れ電流をバイパスする
    オン抵抗をキャンセルする
    OPアンプとスイッチの組み合わせ
 14.4 スイッチとOPアンプの応用回路
    ホールドとリセットへの応用
    増幅極性の切り替え
    精密な用途への活用

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<032331>

トランジスタ技術スペシャル 41.

実験で学ぶOPアンプのすべて
汎用OPアンプから高性能OPアンプまで

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-3233-3

本書ではOPアンプの使い方を取り上げています.
第1部では,汎用のOPアンプの各種の使い方を実際に作り,豊富な波形写真を示しながら解説を進めます.第2部では,高性能OPアンプと呼ばれる特徴のあるOPアンプの代表的なものを取り上げ,その使い方を解説します.

 プロローグ OPアンプの基礎から始めましょう

 第一部 OPアンプの基本回路
1-1 増幅回路
1-2 信号変換回路
1-3 演算回路
1-4 非線形回路
1-5 フィルタ回路
1-6 信号発生回路

 第二部 OPアンプの選び方と使い方
2-1 OPアンプの種類とその特徴
2-2 高精度OPアンプの特性実験と使い方
2-3 高速・広帯域OPアンプの特性実験と使い方
2-4 ロー・ノイズOPアンプの特性実験と使い方
2-5 パワーOPアンプの使いこなし方

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<031891>

トランジスタ技術スペシャル 17.

OPアンプによる回路設計入門
アナログ回路の誤動作とトラブルの原因を解く

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3189-2

現在では,OPアンプはトランジスタに代わるエレクトロニクス技術の基本素子になりました.本書は,このOPアンプの動作を理解するために,基本から応用まであらゆる回路を組んで実験しました.さらに,波形写真などをふんだんに使ってありますので,回路の動作を理解しやすいように解説してあります.

第1章 OPアンプを理解するために知っておきたいトランジスタ増幅回路
第2章 基本動作をマスタする前にOPアンプの内部回路を理解しよう
第3章 反転型増幅回路がOPアンプ回路の基本呉動作対策を見につけよう
第4章 非反転増幅回路と差動増幅回路を理解し長所を引き出そう
第5章 非線形回路を作るにはOPアンプにダイオードを組み合わせる
第6章 実用になるOPアンプによる論理演算回路を実験してみよう
第7章 不要な信号を除去するOPアンプによるフィルタ回路を実験してみよう
第8章 正弦波と方形波を作るOPアンプによる発振回路を実験してみよう
第9章 ハイパワー・オーディオ・アンプの内部回路を調べてみよう
第10章 代表的なOPアンプの特徴と基本回路を理解しよう
付 録 全OPアンプの代表特性一覧

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<032361>

トランジスタ技術スペシャル 44.

フィルタの設計と使い方
アナログ回路のキーポイントを探る

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-3236-8

アナログ回路では,フィルタを使いこなす必要にせまられます.本書では,パッシブ/アクティブを問わず,このフィルタ回路の設計と使い方を特集します.OPアンプ回路,電源回路,高周波回路など幅広い回路におけるフィルタの具体的な設計例を豊富に取り上げ,そのノウハウを紹介しています.

第1章 フィルタの基礎
第2章 アクティブ・フィルタの設計
第3章 スイッチト・キャパシタ・フィルタの使い方
第4章 LCシミュレーション型のアクティブ・フィルタ
第5章 LCフィルタの設計法
第6章 フィルタの理論と数学的手法

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<035811>

トラ技オリジナルNo. 9

実験研究 アナログ・フィルタ回路の誕生 (品切重版未定)
アクティブ・フィルタからLCフィルタの設計法まで

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価999円(税込)
ISBN4-7898-3581-2

ディジタル技術の普及に伴って俄然注目されだしたアナログ技術がアナログ・フィルタです.この技術,一般には難解だということで敬遠されがちですが,信号処理はもちろんのこと,ノイズ対策の面でも重要な働きをしています.この特集は,そんなアナログ・フィルタを実験で現象を確かめながらやさしく解説.

第1章 CRフィルタの誕生…原点から実験する
第2章 高性能フィルタへのかけ橋…VCVS型フィルタ
第3章 簡単フィルタの設計と計算
第4章 特性の良いフィルタをつくる…バタワース・フィルタ
第5章 しゃ断特性が良いチェビシェフ・フィルタ
第6章 波形ひずみが小さいベッセル・フィルタ
第7章 使いやすくしたアクティブ・フィルタ
第8章 簡単さがポイント…スイッチト・キャパシタ・フィルタ
第9章 LCフィルタの基礎の設計技術
第10章 電源回路用LCフィルタの設計技術
特別企画 続 リフロー・ソルダリングのノウハウ…トス現象を防ぐ

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<032251>

トランジスタ技術スペシャル 33.

オプト・デバイス応用回路の設計・製作 (品切重版未定)
光素子を使いこなすための製作ドキュメント

トランジスタ技術編集部 編
B5判 164頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3225-2

光(可視光,紫外線,γ線,X線,赤外線)をデータとして扱うための素子について,その応用例を紹介しています.製作するものは,照度計,煙感知器,自動照明点灯回路,光電スイッチ,光学式英字読み取り器,バーコード読み取り器,距離センサ,画像読み取りシステム,放射線計測器,紫外線光量モニタなど.

第1章 光のスペクトロルと光素子
第2章 光半導体素子の動作と使い方
第3章 フォト・ダイオードを使った照度計の製作
第4章 火災を知らせる携帯用煙センサの製作
第5章 放射線の被爆量をチェックするγ線のモニタの製作
第6章 日の出とともに音が鳴る目ざまし器の製作
第7章 門灯に最適な自動照明点灯装置の製作
第8章 光電スイッチの製作
第9章 光学式英文読み取り装置の製作
第10章 バーコード読み取りシステムの製作
第11章 焦電センサを使った人センサの製作
第12章 リモコン・ドア・オープナの製作
第13章 PSDを使った距離検出装置の製作
第14章 PSD素子用距離ICを使った距離計測器の製作
第15章 モータ高速調整回路の製作
第16章 1次元CCDイメージ・センサの使い方
第17章 ハンディ・スキャナによる画像読み取り装置の製作
第18章 色温度計と光源・色識別装置の製作
第19章 紫外線光量モニタの製作
第20章 禁煙アラームの製作
第21章 GM管を使った放射線計測器の製作
第22章 太陽電池を使ったチャージ・コントローラの製作

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<031771>

トランジスタ技術スペシャル 5.

画像処理回路技術のすべて
カメラとビデオ回路,パソコンと融合させる

トランジスタ技術編集部 編
B5判 182頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3177-9

マルチメディアの時代の欠かせないテクノロジーに浮上してきたのが画像処理回路技術です.本書では画像信号の基本になっているNTSC信号の取扱いからはじまり,各種画像処理のための回路技術を製作例を通して紹介しています.ビデオ・カメラ技術にも言及した唯一の書です.

Chapter 1 NTSC信号とその利用技術
Chapter 2 NTSCデコーダの設計・製作
Chapter 3 NTSCエンコーダの設計・製作
Chapter 4 ビデオ・エンハンサの設計・製作
Chapter 5 NTSCデコーダ&スーパインポーザの設計・製作
Chapter 6 カラー・スーパーインポーザの設計・製作
Chapter 7 NTSC信号のA-D変換技術
Chapter 8 多機能ビデオ・エフェクタの設計・製作
Chapter 9 ビデオ・フィールド・メモリの設計・製作
Chapter 10 倍速スキャン・コンバータの設計・製作
Chapter 11 パソコンによる画像処理技術
Chapter 12 パソコン用画像入力ボードの設計・製作
Chapter 13 パソコン用1次元イメージ・センサ・ボードの設計・製作
Chapter 14 2次元CCDカメラの設計・製作
Chapter 15 パソコン用2次元ディジタル・カメラの設計・応用

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<032231>

トランジスタ技術スペシャル 31.

基礎からのビデオ信号処理技術
複合映像信号の理解からハイビジョン信号の捉え方まで

トランジスタ技術編集部 編
B5判 168頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3223-6

ビデオ信号処理を理解するにはビデオ信号のしくみから知る必要があります.まず,ビデオ信号の基礎知識を紹介し,アナログ信号のまま処理できるビデオ信号加工機器を製作します.また,ビデオ信号のディジタル化処理について,その理論,手法などをわかりやすく紹介しています.

第1章 ビデオ信号の仕組みと規格について
第2章 ビデオ回路での受動部品の使い方
第3章 映像信号用フィルタの使い方
第4章 簡易カラー・バー・ジェネレータの製作
第5章 RGBカラー・コレクタの製作
第6章 多機能ビデオ・セレクタの製作
第7章 テレビ・タイム・インサータの製作
第8章 カラー・ビデオ信号用ネガ・ポジ反転器の製作
第9章 ビデオ・ライン・セレクタの製作
第10章 ビデオ信号の測定
第11章 テレビ・カメラの外部同期と画面合成
第12章 ビデオ信号のディジタル処理技術の基礎
第13章 ビデオ用ソラリゼーション・エフェクタの製作
第14章 ディジタル・スチル&可変速ストロボ装置の製作
第15章 ピクチャ・イン・ピクチャ・システムの製作
第16章 ビデオ・フィールド・メモリの製作
第17章 高画質映像技術ハイビジョンを理解する
第18章 ビデオ編集と編集機器を理解する

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<032281>

トランジスタ技術スペシャル 36.

基礎からの電子回路設計ノート
トランジスタ回路の設計からビデオ画像の編集まで

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-3228-7

電子回路の専門書にはエレクトロニクスの専門用語がたくさん出てきます.回路設計をするときに必要な用語がわかりやすく理解できるように,個々の回路設計の方法や機器の動作を具体的に解説しながら用語本来の意味を覚えられるようにしました.用語の検索がしやすいようにキーワード検索を用意しました.

第1章 電子回路設計の基礎ノート
第2章 直流回路と交流回路の基礎ノート
第3章 電子回路用語と部品の基礎ノート
第4章 半導体の基礎ノート
第5章 ビデオ機器の基礎ノート

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新つくるシリーズNo. 2

つくるオーディオ&ビデオ

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,529円(税込)
ISBN4-7898-3414-X

『トランジスタ技術』誌の製作記事のなかから,オーディオ・パワー・アンプ,音質調整回路,サウンド・プロセッサ,グラフィック・イコライザなどの製作事例を精選したオーディオ編と,ビデオ信号セレクタ,画像メモリ,ビデオ・エフェクタなどの製作事例を精選したビデオ編とで構成されています.

 オーディオ編

第1章 自動起動型オーディオ・パワー・アンプの製作
第2章 ミキシング機能付きミニFM放送局の製作
第3章 AMステレオ・レシーバの製作
第4章 ダイナミック・サウンド・プロセッサの製作
第5章 ヘッドホン・ステレオ用音質調整回路の設計
第6章 カラオケ用に最適な音程コントローラの製作
第7章 簡易音声録音/再生装置の製作
第8章 音声ROM編集機と再生機の製作
第9章 汎用グラフィック・イコライザICの使い方
第10章 オーディオ・プロセッサの製作

 ビデオ編

第11章 ビデオ・セレクタの製作
第12章 AVセレクタ/分配器の製作
 1 AVマトリクス・セレクタ
 2 4チャンネル AV分配器
第13章 高速画像メモリの設計法
第14章 画像コントロール・ボードの製作
第15章 RGBコンバータの製作
 1 簡易RGB→NTSCコンバータ
 2 アナログRGB→ディジタルRGBコンバータ
第16章 ビデオ・インサータの製作
第17章 シネマスコープ・アダプタの製作
第18章 アナログ・ビデオ・エフェクタの製作

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<032441>

トランジスタ技術スペシャル 52.

ビデオ信号処理の徹底研究
   映像信号処理の基礎から高画質化のためのディジタル信号処理の方法まで

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,835円(税込)
ISBN4-7898-3244-9

 モニタ画面の大型化や高画質かにより,ビデオ信号をディジタル処理する技術が一般化してきました.その映像を映し出すハードウェアについて,テレビ信号の基礎から,新しいEDTV-U(クリアビジョン)の仕組み,さらにパソコンのモニタにも使われている高画質カラー・ディスプレイをやさしく解説します.

特集 映像信号処理の基礎から高画質化のためのディジタル信号処理の方法まで
   ビデオ信号処理の徹底研究

第1章 なぜテレビに映像が映るのか
    テレビジョン信号の構成と成り立ち

    

第2章 PAL方式とSECAM方式の信号を理解する
    NTSC信号以外の映像信号を理解する

    

第3章 EDTVの歴史とノン・インターレス走査の利点
    高画質のためのテレビ信号と走査方法

    

第4章 チューナ,IF信号処理,輝度・色信号処理,音声信号処理
    テレビ内部の信号処理回路の動作

    

第5章 ビデオ信号のA-D/D-A変換技術とビデオ・メモリの構成法
    映像信号をディジタル信号にする技術

    

 Appendix A サンプリング定理
 Appendix B z変換とフーリエ変換
 Appendix C 走査線補間の伝達関数

第6章 ピクチャ・イン・ピクチャや画質改善のために必要な技術
    画像信号のディジタル処理技術

    

第7章 映像信号を水平,垂直,時間の3次元で考える
    高画質化のための信号処理技術

    

第8章 A-Dコンバータ,同期分離,クロック発生,フィールド・メモリ,ディジタル信号処理
    LSIによる映像信号の3次元Y/C分離回路の設計

    

第9章 ディスプレイの構造からパソコン制御のためのDDC規格の概要
    映像を映し出すディスプレイの技術

    

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<030811>

改訂 スイッチング・レギュレータ設計ノウハウ
すべての疑問に応えた電源設計

長谷川彰 著
A5判 292頁 定価2,345円(税込)
ISBN4-7898-3081-0

「良いスイッチング電源は」と問われると,「効率が高くて,ノイズ発生が小さくて,ローコストで」ということになりますが,現実には三者のバランスをとることは難しいものです.本書ではパソコンによるシミュレーションも提供しながら,効率とノイズ性能を向上させるノウハウを提供しています.

第1章 スイッチング・レギュレータの基本
 1.1 スイッチング・レギュレータの特徴
 1.2 スイッチング・レギュレータの安定度はシリーズ・レギュレータより劣るか
 1.3 逆起電力という言葉は忘れよう
 1.4 Cに対して充放電電流があればLに対しても充放電電圧がある
 1.5 変圧器のない最も簡単なスイッチング・レギュレータ回路
   1.5.1 降圧型スイッチング・レギュレータ
   1.5.2 昇圧型スイッチング・レギュレータ
   1.5.3 極性逆転型スイッチング・レギュレータ
 1.6 回路が似ていても動作が全く異なる回路に注意
 1.7 入力電圧と出力電圧で回路方式を決定しよう
   1.7.1 入力電圧が低い場合
   1.7.2 入力電圧が高い場合
   1.7.3 小電力の場合

第2章 スイッチング・レギュレータの回路構成と特徴
 2.1 回路構成による特徴
 2.2 自励型DC-DCコンバータの欠点と長所
 2.3 部品数の少ないリンギング・チョーク・コンバータ
 2.4 R.C.C回路の制御はIpをコントロールする
 2.5 変圧器の飽和を利用したDC-DCコンバータ
 2.6 磁気増幅器に適したDC-DCコンバータ
 2.7 磁気増幅器を利用した安定化回路とその特徴
 2.8 他励型スイッチング・レギュレータとその特徴

第3章 スイッチング・レギュレータの具体的設計法
 3.1 高周波の整流回路よりも,商用周波数の整流回路の設計の方が難しい
 3.2 整流回路の電圧は平均値や実効値よりも最低値が重要である
 3.3 平滑回路のコンデンサ容量の求め方
 3.4 入力フィルタ用コンデンサの実用的な設計方法
 3.5 高周波用変圧器の最適設計
 3.6 変圧器設計の具体例
   3.6.1 設計例 1 <フォワードタイプ>
   3.6.2 設計例 2 <ブリッジタイプ>
 3.7 コア付きインダクタの最適設計方法
 3.8 チョーク・コイルの具体的設計

第4章 パルス幅制御回路と保護回路
 4.1 パルス幅制御回路と制御用ICの使い方
 4.2 制御用補助電源と起動回路
 4.3 過電流保護回路と過電圧保護回路
 4.4 最近の制御用ICの傾向とポイント

第5章 スイッチング電源の具体的回路例
 5.1 3個の能動素子で動作する磁気増幅器DC-DCコンバータ
 5.2 電流制御型マグ・アンプを使用した3回路電源
 5.3 ハーフ・ブリッジ・パルス幅制御スイッチング電源
 5.4 多回路電源の具体例

第6章 スイッチング・レギュレータの要点
 6.1 効率 70%は損失 30%を意味するか?
 6.2 効率を上げるポイント
 6.3 スイッチング・トランジスタの駆動方法による効率の改善
 6.4 スナバ回路の改良による効率の改善
 6.5 コレクタ電圧・電流波形でインバータ動作の良否が判定できる
 6.6 スイッチング・トランジスタにパワーFETを使用する場合の注意点

第7章 共振型コンバータ
 7.1 共振型コンバータの特徴
 7.2 変圧器を使用しない電圧共振型コンバータと電流共振型コンバータ
 7.3 変圧器の付いたブリッジタイプ共振モード・コンバータ
 7.4 変圧器のリーケージ・インダクタンスを利用した電流共振型コンバータ
 7.5 共振用インダクタを付加したフォワードタイプ電流共振型コンバータ
 7.6 共振型電源の制御回路

第8章 PSPICEのスイッチング・レギュレータへの応用
 8.1 パソコンによる回路シミュレータ
 8.2 PSPICEを利用する場合の準備
 8.3 スイッチング・レギュレータで多く使用される部品および回路方式の
    利用方法とポイント
 8.4 CIRファイル作成のポイント
 8.5 PSPICEをスイッチング・レギュレータに利用する場合の注意点と
    ポイント
 8.6 スイッチング・レギュレータへの応用例

付 録 変圧器設計プログラム

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<031681>

実用電源回路設計ハンドブック
整流回路からスイッチング・レギュレータまで

戸川 治朗 著
B5判 240頁 定価1,998円(税込)
ISBN4-7898-3168-X

本書は,電源回路の設計法を,定数の求め方を中心に紹介した初めての本です.シリーズ・レギュレータから,スイッチング・レギュレータの設計法まで,確実に設計できるように解説してあります.放熱やノイズ対策の話題も豊富です.

プロローグ 電源回路技術のあらまし
 ・ なぜ安定化電源が必要か
  ・ 安定化電源二つの方式

 第1部 ドロッパ型レギュレータの設計法

第1章 整流回路の設計法
      −まずは直流電圧を得るために
  ・ 整流回路のいろいろ
  ・ 整流ダイオードの選び方
  ・ 平滑用コンデンサの選び方
  ・ 突入電流を抑えるには

第2章 もっとも簡単な安定化電源
     −直流安定化の基本を学ぶために
  ・ 定電圧ダイオードと安定化電源
  ・ 基準電圧ICとその利用技術

第3章 3端子レギュレータの応用設計法
     −もっともよく使うシリーズ・レギュレータIC
  ・ 78/79シリーズICの使い方
  ・ 78/79シリーズの応用技術
  ・ 低損失型 3端子レギュレータの使い方
  ・ 電圧可変型 3端子レギュレータの使い方
 Appendix 100V入力シリーズ・レギュレータICMAX610の応用

第4章 シリーズ・レギュレータの本格設計法
     −安定化電源の本質を理解するために
  ・ シリーズ・レギュレータの基本構成
  ・ 電圧可変レギュレータの設計
  ・ 正負トラッキング・レギュレータの設計

第5章 シリーズ・レギュレータ設計ノウハウ
     −電源トランスの選定と放熱対策
  ・ 電源トランスを決めるには
  ・ 半導体は発熱する
  ・ 放熱器の決め方

 第2部 スイッチング・レギュレータの設計法

第1章 スイッチング・レギュレータのあらまし
     −回路方式と使用部品のポイント
  ・ スイッチング・レギュレータとは
  ・ スイッチング・レギュレータの基本的な方式
  ・ トランスとチョーク・コイルはどうするか
  ・ 使用する電子部品
 Appendix スイッチング・トランジスタの電力損失

第2章 チョッパ方式レギュレータの設計法
     −非絶縁だが小型オンボード向きの回路
  ・ チョッパ方式レギュレータとは
  ・ 自前で発振するチョッパ・レギュレータ
  ・ MC34063による降圧型チョッパの設計
     (入力電圧8〜16V,出力電圧5V,0.6V)
  ・ MC34063による昇圧型チョッパの設計
     (入力電圧7.5〜14.5V,出力電圧10V,220mA)
  ・ MAX630による昇圧型チョッパの設計
     (入力電圧+5V,出力電圧+15V,20mA)
  ・ MAX634による極性反転型チョッパの設計
     (入力電圧+15V,出力電圧−5V,5000mA)
  ・ TL1451Cによる正負出力チョッパの設計
     (入力電圧+12V,出力電圧(1)+5V,1A,(2)−5V,0.5A)
  ・ μA78S40による3出力チョッパの設計
     (入力電圧+24V,出力電圧(1)+5V,3A,(2)+12V,0.2A,(3)−12V,0.1A)
  ・ ハイブリッドICによる降圧型チョッパの設計
     ((1)入力電圧15V,出力電圧+5V,2A)
     ((2)入力電圧36V,出力電圧+24V,6A)

第3章 RCC方式レギュレータの設計法
     −小型で経済効果の高い方式
  ・ フライバック・コンバータの基礎
  ・ RCC方式の基礎
  ・ トランスの設計方法
  ・ 平滑用コンデンサの求め方
  ・ 簡易型RCCレギュレータの設計
     (入力電圧 AC90〜110V,出力電圧+15V,0.4A)
  ・ 広い入力電圧範囲に対応するには
  ・ 電圧可変型RCCレギュレータの設計
     (入力電圧 AC85〜276V,出力電圧+18V,2A)
  ・ 本格的なRCCレギュレータの設計
  ・ マルチ出力型RCCレギュレータの設計
     (入力電圧85〜115V,出力電圧(1)+5V,5A,(2)+12V,1A,(3)−12V,0.3A)

第4章 フォワード・コンバータの設計法
     −中容量で高速化に適した方式
  ・ フォワード・コンバータの基礎
  ・ 出力トランスをリセットするには
  ・ 出力トランスの設計
  ・ 2次側整流回路の設計
  ・ 補助電源回路の設計
  ・ TL494による制御回路の設計
  ・ スイッチング・トランジスタの駆動回路設計
  ・ フォワード・コンバータの設計例
     (入力電圧 AC100V,出力電圧24V,6A)
  ・ 2石式フォワード・コンバータの設計例
     (入力電圧 AC100V,出力電圧+5V,60A)

第5章 多石式コンバータの設計法
     −大容量コンバータを実現するために
  ・ プシュプル・コンバータのしくみ
  ・ ハーフ・ブリッジ・コンバータのしくみ
  ・ ハーフ・ブリッジ方式レギュレータの設計例
     (入力電圧 AC85〜115V/170〜230V,出力電圧+36V,5A)

第6章 DC-DCコンバータの設計法
     −絶縁して異なる電圧を得るために
  ・ ロイヤーのDC-DCコンバータ
  ・ DC-DCコンバータの設計例(1)
     (入力 DC10〜15V,出力±20V,1A)
  ・ ジェンセンのDC-DCコンバータ
  ・ DC-DCコンバータの設計例(2)
     (入力 DC12V,出力±24V,1A)
 Appendix チャージ・ポンプ型 DC-DCコンバータIC ICL7660の応用

第7章 無停電電源の設計法
     −パソコンの停電補償を行うために
  ・ 無停電電源とは
  ・ インバータ部の設計
  ・ 充電部の設計

第8章 高圧電源の設計法
     −DC-DCコンバータと倍電圧整流を利用する
  ・ 高圧電源のしくみ
  ・ 高圧電源の設計例
     (入力+12V,出力12kV,200)

第9章 雑音を小さくするさまざまな工夫
     −ノイズ対策のノウハウを詳解
  ・ 雑音はどこから
  ・ 雑音の性質を分けてみると
  ・ 雑音の伝わり方
  ・ 雑音対策の具体的方法

プラス・ワン 放熱のための実装技術ノウハウ
  ・ 熱設計の考え方
  ・ 放熱を考慮した部品実装
  ・ パターン設計の考え方

エピローグ 電源回路の新しい技術
  ・ 従来型整流回路の欠点
  ・ アクティブ平滑フィルタとは
  ・ 高周波スイッチング化の追求
  ・ 共振型電源とは
  ・ 共振型電源の課題

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トランジスタ技術スペシャル 28.

最新・電源回路設計技術のすべて
3端子レギュレータから共振型スイッチング電源まで

トランジスタ技術編集部 編
B5判 176頁 定価1,570円(税込)
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いろいろな電源の中から,小中規模の電子回路の設計に必要とされる数Wから100W程度の直流電圧安定化電源を設計・製作します.3端子レギュレータの使い方に始まり,高効率リニア電源,チョッパ,RCC,フォワード型の各スイッチング電源,最近注目の共振型スイッチング電源について詳細に解説しています.

第1章 3端子レギュレータ回路の設計と製作
第2章 3端子レギュレータ回路を構成する部品の使い方
第3章 低損失リニア・レギュレータの設計と製作
第4章 チョッパ型SWレギュレータの設計と製作
第5章 RCC方式SWレギュレータの設計と製作
第6章 ワイド入力型RCC方式SWレギュレータの設計と製作
第7章 専用ICを使ったRCC方式SWレギュレータの設計と製作
第8章 マグ・アンプを応用したFCC方式SWレギュレータの設計と製作
第9章 専用コントロールICを使ったFCC方式SWレギュレータの設計と製作
第10章 共振チョッパ型SWレギュレータの設計と製作
第11章 専用ICを使用した共振型SWレギュレータの設計と製作
第12章 電源回路に関係する安全規格とノイズ規格

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定本シリーズ

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定本 発振回路の設計と応用
CR発振からディジタル・シンセまでを実験で解析

稲葉 保 著
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およそ必要とされる発振回路のほとんどの技術を実験で示しながら確認し,定量的な計算方法を含めて,初心者にも十分納得できるようにやさしく解説しています.典型的な方形波発振回路,正弦波発振回路から,高度なPLLシンセサイザ,最新のディジタル・シンセサイザまでが自分の力で設計できるようになります.

第1章 発振回路のあらまし
    [学習の前にこれだけは・・・]
 1.1 発振回路の波形
    正弦波(サイン波)とは
    方形波(短形波)とパルス波
    三角波とランプ波
    バースト波と周波数スイープ波
 1.2 発振回路のコモンセンス
    ディジタル回路では・・・クロック発振器
    テレビやラジオなどの電子機器では
    高安定発振には水晶〜セラミック
    高精度が不要ならCR〜LC発振
    方形波と正弦波ではむずかしさが違う

第2章 すぐに動く発振回路
    [標準モジュールを活用すると]
 2.1 ディジタル回路に役立つ水晶発振モジュール
    なぜ発振モジュールが良いのか
    水晶発振モジュールの仕様
    水晶発振モジュールをテストするとき
    高周波での波形測定はプローブに注意
    高周波クロックの波形をきれいにするには
    文周器を内蔵した発振モジュール
 2.2 アナログ回路に役立つ正弦波発振モジュール
    なぜアナログ回路モジュールか
    抵抗同調型 2相発振器 OSC-05X
    低ひずみ率 2相発振器 OSC-202A
    プログラマブル低周波 2相発振器 OSC-201A
    ダイレクト・ディジタル・シンセサイザ OSC-16B

第3章 方形波CR発振回路の設計
    [すぐに作れるクロック源/信号源]
 3.1 シュミットICによる発振回路
    使用部品がもっとも少ない回路
    シュミット・インバータの基本動作
    発振動作のあらまし
    発振周波数を求めるには
    回路定数を決めるときの制約
    低周波で発振させるときのポイント
    最高発振周波数の限界
    電源電圧変動と発振周波数変動
    TTLシュミットを使うと
 3.2 CMOSインバータによる発振回路
    シュミット方式より安定度が高い
    CMOSインバータでなぜ発振?
    電流制限抵抗の選び方
    発振周波数1kHzのときの設計例
    タイミング用コンデンサの選定
    発振周波数を高くしたいとき
 3.3 OPアンプを使用した方形波発振回路
    増幅を任意に設定できる
    発振動作のあらまし
    発振周波数を計算するには
    出力カリミッタの設計法
    CR時定数の設定はどうすべきか
    周波数連続可変の発振回路
    発振周波数を高くするには
 3.4 専用IC 555を使った発振回路
    はじめてのタイマ/発振専用IC
    555のしくみ
    タイミング定数を決めるには
    周辺に使う部品の選び方
    最高発振周波数は100kHz程度まで
 3.5 ディジタル回路を使ったタイミング整形
    ゲート機能の付いた発振回路
    デューティ比が 1:1の2相クロックの発生

第4章 正弦波CR発振回路の設計
    [低周波回路/計測回路に必須の信号源]
 4.1 ウイーンブリッジ発振回路のしくみ
    増幅回路に正帰還
    電源投入から発振開始まで
    きれいに発振するための条件
    CR直並列回路網の特性を実験すると
 4.2 リミッタ型ウイーンブリッジ発振回路
    基本回路では特性がでないので
    振幅安定化・・・リミッタにLEDを使う
    1kHzで発振させるための定数と部品選定
    低い周波数/高い周波数のとき注意すべきところ
 4.3 AGC型ウイーンブリッジ発振回路
    振幅安定化のAGCにFETを使う
    FETの可変抵抗特性
    自動利得調整・・・AGCのしくみ
    発振回路の定数と部品選定
    振幅安定化とAGC回路の実際
    周波数を100kHzにしたときの実験
    発振周波数を可変するには
 4.4 状態変数型低ひずみ正弦波発振回路
    発振周波数選択にアクティブ・フィルタを使う
    状態変数型アクティブ・フィルタがよい
    バンドパス・フィルタの周波数/位相特性
    10kHzの発振回路を構成するには
    ひずみの大きさを確認すること
    発振周波数をかえるときの注意
 4.5 状態変数型超低周波2相発振回路
    低周波の正弦波をつくるときのポイント
    ポイントはツェナを作ったリミッタ
    0.1Hz 発振にするための回路定数
    2相発振・・・sin/cos出力が得られる
    発振周波数を可変するには

第5章 高周波LC発振回路の設計
    [高周波発振の定番技術]
 5.1 LC発振回路のしくみ
    LC発振の原理・・・なぜ発振するか
    伝統的なトランジスタ回路だ
 5.2 エミッタ同調型LC発振回路
    反結合エミッタ同調型発振とは
    1MHz 発振するために
    ひずみの少ない正弦波が得られるか
    正弦波出力が得られる理由
 5.3 変形コルピッツLC発振回路
    コルピッツ発振回路の基本
    VHF帯発振回路の考え方
    100MHz 同調回路の設計
    直流バイアスの設計は…
    100MHz 発振の実験
 5.4 ベース同調型LC発振回路
    ベース同調型発振回路の基本
    近接スイッチ用を考えた発振回路
    最適発振点は実験で
    近隣スイッチに使うとき

第6章 セラミック/水晶発振回路の設計
    [高精度/高安定発振回路実現のために]
 6.1 セラミック/水晶発振回路のしくみ
    セラミック振動子と水晶振動子の使い分け
    セラミック/水晶振動子の等価回路と発振周波数
    L性になっているところを利用
    セラミック振動子はスプリアスが多いので…
 6.2 CMOSインバータ・セラミック発振回路
    CMOSインバータのアナログ特性
    セラミック振動子をつないだときの周波数特性
    スプリアスを抑えるにはダンピング抵抗
    74HCU04 と 74HC04の微妙な違い
    4069Bで3.58MHzを発振させると
 6.3 トランジスタ・セラミック発振回路
    基本はコルピッツ発振
    455kHz発振のときの定数
    セラミック振動子 CSB455Eの特性
    電源電圧1.5Vでも動作する
 6.4 同調型トランジスタ水晶発振回路
    LCコルピッツ発振回路として動作する
    トランジスタ回路の動作点を決めるには
    出力同調回路の設計
    発振動作と波形の確認
    出力にはバッファを付けよう
 6.5 コイルなしのトランジスタ水晶発振回路
    コイルを使わないようにするには
    4.096MHz 発振とするための設計
    波形はC1とC2の比率に依存する
 6.6 無調整トランジスタ水晶発振回路
    簡単に正弦波を得るには
    1MHz時の回路定数と部品の選択
    1.024MHz・・・C1>C2で実験する
 6.7 オーバトーン水晶発振回路
    オーバトーン発振とは
    100MHzの発振をさせるには
    同調回路のLとCの計算
 6.8 LCフィルタ利用の正弦波発振回路
    方形波から正弦波を作る
    方形波はデューティ50%で
    LCフィルタへは出力インピーダンスを落としてから
    π型定Kフィルタの設計
    出力波形を評価すると

第7章 ファンクション・ジェネレータの設計
 7.1 簡単ワンチップ V-Fコンバータ
    V-Fコンバータとは
    汎用V-FコンバータLM331を使うと
    1MHz出力に対応したV-FコンバータAD650
 7.2 簡易型ファンクション・ジェネレータ
    ファンクション・ジェネレータのしくみ
    OPアンプによる極性切り替え回路
    微分回路・・・波形の直線性を改善するには
    0〜20kHz出力のファンクション・ジェネレータ
 7.3 広帯域ファンクション・ジェネレータ
    製作/実用することを前提にしたFG
    タイミング・コンデンサを充放電する回路
    正弦波は三角波から折れ線近似で
    出力アンプとアッテネータの設計
    電源部の設計ポイント
    周波数コントロール・・・VCF部の調整ポイント
    高速コンパレータおよびリミッタ部の調整ポイント
    サイン・コンバータ部と出力アンプの調整
    各部の動作波形を観測するとき

第8章 電圧制御発振回路の設計
    [PLLシンセサイザを活用するために]
 8.1 VCOのあらまし
    FMやPLL用によく使う
    CRタイミング発振のスレッショルド電圧を制御する
    容量を電圧で制御する
 8.2 シュミット・インバータによる簡単VCO
    可変容量ダイオードを使う
    バリキャップによる可変範囲を確認すること
    50kHz〜100kHzのVCOにするには
    帰還抵抗を可変する方法・・・CdSの利用
 8.3 高周波用コルピッツ型VCO
    可変幅を広くするための工夫が必要
    VCOとしてのコルピッツ発振回路の動作
    60M〜70MHzのVCOにするには
    回路の調整と実際の特徴
    使用するコイルは
 8.4 トランジスタ・マルチによる広帯域VCO
    広帯域特性を求めると電流モード・エミッタ結合VCO
    発振周波数を求めるには
    トランジスタ周辺の回路定数は
    定電流バイアス回路と発振回路の特性は
 8.5 セラミック振動子を使用したVCO
    セラミック振動子のQの低さを利用する
    2端子間のインピーダンス変化に注目する
    周波数可変範囲を広げるには
    直列共振周波数を変化させるVCO
    CMOSインバータによるセラミックVCO
 8.6 水晶振動子を使用したVCO・・・VCXO
    周波数の可変範囲は1%
    水晶振動子の特性を調べると
    コイルを追加したときのインピーダンス特性
    トランジスタによるVCXO
    高速CMOSを使用したVCXO回路

第9章 PLLシンセサイザの設計
    [広帯域信号発生器を実現するために]
 9.1  PLLによる周波数てい倍発振器
    PLLによる周波数てい倍とは
    PLLの基本は位相比較によるフィードバック
    汎用PLL4046Bのあらまし
    入力周波数を1〜99てい倍するには
    入力の結合コンデンサとVCOの定数
    応答特性を決めるループ・フィルタ
    フィルタの周波数特性を確認すると
    VCOの特性と位相ロックの確認
    応答時間の短縮方法
 9.2 4桁BCD設定の周波数シンセサイザ
    分周器を一体化したLSIを使うと
    MC145163の機能のあらまし
    400k〜500kHzを1kHzステップで
    ベース同調反結合型VCOと組み合わせる
    設計したVCOの特性は
    きれいな電源を使おう

第10章 ディジタル・シンセサイザの設計
    [理想の信号発生器を実現するために]
 10.1 ディジタル方式波形発生回路
    ディジタル方式にすると
    欠点は高い周波数の発振
    0〜25kHzまでの波形発生回路
    振幅は8ビット分割
    EPROMのアクセス時間の影響
    波形のタイミングを確認すること
    Dラッチによるリタイミングの成果
    ディジタル方式シンセサイザはどんなとき効果的か
 10.2 直接合成方式ディジタル・シンセサイザ
    ダイレクト・ディジタル・シンセサイザとは
    周波数ステップの決め方
    500Hz〜1.024MHz DDSのあらまし
    16ビット高速アダーSM5833AF
    高速PROMと高速D-Aコンバータを使う
    DDSの動作確認
    2n±1のデータを設定すると
 10.3 100MHzクロックのワンチップDDS
    ワンチップ100MHz DDS AD9955
    クロック周波数の決め方
    12ビット高速D-Aコンバータ AD9713B
    周波数設定データの最大は
    リセットするとき
    DDSの位相ノイズ

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トラ技オリジナルNo. 8

実験研究 発振回路/信号発生器完璧マスター(品切重版未定)
方形波発振/正弦波発振/電圧制御発振/シンセサイザ

トランジスタ技術編集部 編
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電子回路とくにアナログ回路を構成するときの大切な基本要素である信号発生回路は,発振回路とも呼ばれ,いわゆる線形回路(リニア回路)とはちょっと違って一般には難しい回路とされています.この号はそんな発振回路…種類もいろいろある…を,実験をとおして一つ一つていねいに料理していきます.

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新・低周波/高周波回路設計マニュアル
増幅回路の設計法から実装ノウハウまで

鈴木 雅臣 著
A5判 288頁 定価1,998円(税込)
ISBN4-7898-3210-4

本書は,ICやトランジスタやFETを使った低周波増幅回路の設計法から,高周波トランジスタの使い方,高周波変復調回路の実際例などを採り上げ,実装関係も紹介しています.

プロローグ 低周波,高周波信号の波形を見る
 * AMラジオのあらまし
 * AMラジオの信号波形を見る

第1章 トランジスタを動かす
 1.1 トランジスタで増幅する
    トランジスタの構造
    ベース電流を増幅する
    増幅のための基本的な接続方法
 1.2 トランジスタをON/OFFさせる
    LEDを駆動する
    リレーのコイルを駆動する
    hFEをかせぐダーリントン接続
 1.3 信号をリニアに増幅するには
    バイアス回路の設計法
    交流的な電圧利得の求め方
    交流的な利得をかせぐには
    高周波増幅特性の限界

第2章 FETを動かす
 2.1 FETのしくみと動作
    二つのデバイス JFETとMOS FET
    JFETの動作のしくみ
    MOS FETの動作のしくみ
    FETの特徴
 2.2 スイッチ回路としての使い方
 2.3 信号の増幅に使うとき
    ソース接地増幅回路とは
    実際の回路を評価すると
 2.4 バッファとして使うとき

第3章 OPアンプで作る増幅回路
 3.1 増幅のしくみ
    二つの入力端子
    入力信号を加えると
    理想的なOPアンプの動作
 3.2 二つの増幅回路形式
    極性を反転して増幅する・・・反転増幅器
    現実に生じる誤差の原因
    実際の反転増幅回路を評価すると
    同じ極性のまま増幅する・・・非反転増幅器
    実際の非反転増幅器

第4章 低周波増幅回路を作る
 4.1 雑音の小さい増幅回路
    低雑音化する基本テクニック
    OPアンプのもつ雑音特性
    抵抗の熱雑音の影響
    帯域幅と雑音との関係
    実際の回路設計では
    設計した回路の特性
 4.2 出力電流の大きな増幅回路
    大出力電流を得る方法
    OPアンプおよび周辺回路の設計
    大出力用トランジスタの選択
    短絡保護回路の設計
    設計した回路の特性
 4.3 出力電圧の高い増幅回路
    高出力電圧を得る方法
    回路設計の考え方
    OPアンプと周辺回路の設計
    電圧増幅(ブースタ)部の設計
    インピーダンス変換部の設計
    設計した回路の特性

第5章 高周波増幅回路設計の基礎
 5.1 高周波増幅回路に必要な特性
    チューナ用と画像用の増幅器の違い
    利得(ゲイン)は電力で表す
    雑音指数NFとは
    初段のNFを小さくする
    相互変調特性の影響
    相互変調ひずみの表し方
    インターセプト・ポイントの求め方
    電圧定在波比VSWRとは
    画像信号を扱う回路の特性
    画像信号は波形の立ち上がり,立ち下がり特性も重要
 5.2 ICでつくる高周波増幅回路
    高速広帯域OPアンプ
    高周波増幅用ICの効果
    汎用高周波増幅器 μPC1658C
    FM中間周波増幅器 TA7302P

第6章 高周波増幅回路の本格設計
 6.1 高周波トランジスタの動作を理解するには
    回路パラメータとデバイス・パラメータ
    バイポーラ・トランジスタの等価回路
    周波数上限での電力利得の考え方
    FETの等価回路
    帰還容量を小さくするには・・・カスコード接続
 6.2 回路設計の考え方(1)・・・yパラメータを使う
    yパラメータによる回路表示の方法
    yパラメータの意味
    yパラメータによる最大有能電力利得の計算法
    現実的の利得は・・・安定利得Gps
 6.3 回路設計の考え方(2)・・・Sパラメータを使う
    Sパラメータによる回路表示の方法
    Sパラメータの意味
    Sパラメータは電力を表している
    スミス・チャートとSパラメータ
    極座標表示とSパラメータ
    Sパラメータを使った広帯域増幅器の設計例
 6.4 高周波トランジスタの雑音特性
    バイポーラ・トランジスタの雑音指数は
    FETの雑音指数は
    実際の雑音指数は
 6.5 AGC回路に使用するとき
    AGC回路とは
    フォワードAGC回路
    リバースAGC回路
    AGCに適した増幅素子の選定
 6.6 高周波増幅回路の設計スタディ
 * 150MHz帯 同調増幅回路の設計
    増幅素子の選択および動作点の設定
    回路定数の計算
    部品の実装方法
    設計した回路の特性
 * 400MHz 広帯域増幅回路の設計
    トランジスタの選択および動作点の設定
    回路定数の計算
    部品の実装方法
    設計した回路の特性
 * ICによる広帯域増幅回路の設計
    ICの選択
    回路設計
    設計した回路の特性
 * そのほかの回路設計二題
    個別部品によるビデオ信号増幅器
    個別部品による低雑音広帯域増幅器

第7章 受信機のフィルタを作る
 7.1 高周波回路に使用する各種のフィルタ
    LCフィルタ
    セラミック・フィルタ
    SAWフィルタ
 7.2 実際のフィルタ設計
    FM中間周波数を作るミキサ回路の場合・・・LCフィルタ
    AMの場合・・・セラミック・フィルタ回路
    高級FMチューナのIF回路・・・セラミック・フィルタ

第8章 変調・復調回路を作る
 8.1 AM方式の変調・復調
    AM変調とは
    DBMを用いたAM変調回路
    アナログ乗算器を用いたAM変調回路
    ダイオードを用いたAM変調回路
    DBMを用いたAM変調回路
 8.2 FM方式の変調・復調
    FM変調とは 
    LCを用いたFM変調回路
    水晶振動子を用いたFM変調回路
    クォドラチャ復調回路
    ディジタル遅延回路を用いた復調回路
    PLL復調回路

第9章 低周波/高周波回路の設計ノウハウ
 9.1 抵抗器の使い方
    炭素皮膜抵抗器と金属皮膜抵抗器
    抵抗ネットワーク
    高周波回路で使う固定抵抗器
    可変抵抗器の使い方
 9.2 低周波回路で使うコンデンサ
    アルミ電解コンデンサを使うとき
    フィルム・コンデンサ
 9.3 高周波回路で使うコンデンサ
    円盤型,アキシャル・リード型セラミック・コンデンサ
    直付けコンデンサ
    貫通コンデンサ
 9.4 スイッチの使い方
    機械スイッチを使うとき
    リレーを使うには
    半導体スイッチ・・・アナログ・スイッチ
 9.5 高周波回路のスイッチ
    ビデオ信号を切り替えるアナログ・スイッチ
    ビデオ・スイッチIH5341を使ったビデオ信号切り替え回路
    差動型アナログ・スイッチによるビデオ信号切り替え
    高周波信号を切り替えるダイオード・スイッチ
    ダイオード・スイッチを使ったFMチューナの帯域切り替え回路
    PINダイオードを使ったバンド・スイッチ回路
    電力の大きな高周波信号には同軸リレーを使う
    同軸リレーの内部構造
 9.6 低周波回路の実装ノウハウ  
    アース・ラインの引き回し
    電磁誘導への対策法
    静電誘導への対策法
 9.7 高周波回路の実装ノウハウ
    GNDのインピーダンス
    配線によるインダクタンスを小さくするには
    高周波的結合を防ぐには
    同軸ケーブルと同軸コネクタを正しく使う

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センサ応用回路の設計・製作
実戦のための応用ノウハウを身につけよう

松井邦彦 著 A5判 256頁 定価1,733円(税込)
ISBN4-7898-3063-2

本書は“作って学べる本”をめざし,ポピュラなセンサについて概要を説明したのち,もっとも基本的な回路を紹介して,最後に実用的な回路を設計するような構成にしました.できるだけすぐ作れるように,回路図といっしょに簡単な部品表も載せています.

第1章 センサ回路事始め
 1.1 センサ回路を設計する前に
    センサって何
    特性のばらつきの小さいセンサが良い
    温度ドリフトはどうしようもない
    バッテリ動作をするには低消費電流でなくてはならない
    互換性が高いと調整が楽
 1.2 センサ駆動の回路と部品
    センサを動かすのに必要な回路は
    センサ特有の回路
    回路を作るために必要な部品は・・・

第2章 熱電対の使い方
    熱電対を説明する前に
 2.1 熱電対の原理と測定方法
    熱電対は温度差に比例した電圧を発生する
    熱電対の最高使用温度は素線径によって違う
    熱電対は裸線のまま使うと寿命が短い
    補償導線の使い方
 2.2 熱電対の基本回路を理解する
    熱電対の増幅回路
    リニアライズ回路を追加する
    2乗回路には演算専用ICを使用する
    基準接点補償回路も必要
    基準接点温度の測定には2端子IC温度センサを使用する
 2.3 熱電対を使った温度測定回路を作ろう
 * J型熱電対用温度計(2レンジ,測定範囲 0〜300℃,300〜600℃)を作る
    熱電対専用ICを使用する
    リニアライズ回路と断線検出回路
    300〜600℃でリニアライズするには
    部品配置上の注意
 * K型熱電対用温度計(2レンジ,測定範囲 0〜100℃)を作る
    AC電圧の平均値と実効値
    熱変換型 RMS-DCコンバータIC LT1088
    RMS-DCコンバータの基本回路
    実際の特性

第3章 白金測温抵抗体の使い方
 3.1 白金測温抵抗体とは
    白金測温抵抗体は抵抗の温度変化を利用する
    JIS(日本工業規格)とDIN規格(西独工業規格)に白金測温抵抗体
    温度係数のばらつきが精度に大きく影響する
 3.2 白金測温抵抗体の基本回路を理解する
 * 定電流動作
    基本回路の動作
    定電流動作での非直線誤差
    リニアライズ回路が必要
 * 定電圧動作
    基本回路の動作
    出力電圧は・・・
    定電圧動作でのリニアライズ回路
 3.3 白金測温抵抗体を使って温度測定回路を作ろう
 * DMM用温度計アダプタ(測定範囲 0〜200℃)を作る
    レギュレータには3端子レギュレータを使用する
    OPアンプにはTLC27M2CNを使う
    調整方法
 * DMM用温度計アダプタ(測定範囲 0〜500℃)を作る
    OPアンプには358を使う
    定電流回路
    リニアライズの動作
    電源回路
 * 4〜20mA 電源ループで0〜600℃を測定する
    増幅用ICにはAD693ADを使用する
    AD693ADの基本回路と特性
 * リニアライズ付き(測定範囲 0〜600℃)電流ループ回路を作る
    センサは定電圧動作で使用する
    リニアライズは出力電流を使用する
    調整方法について
    ほかの温度スパンで使うには
    3線式配線のメリット
    配線抵抗の影響を受けない4線式配線

第4章 フォト・センサの使い方
 4.1 フォト・センサの種類と特徴
    フォト・ダイオードの短絡電流と開放電圧
    フォト・ダイオードの暗電流
    フォト・ダイオードの分光感度特性
    フォト・ダイオードの応答特性
    フォト・トランジスタの特徴
    フォト・トランジスタの分光感度特性と応答特性
 4.2 フォト・センサの基本回路を学ぼう 
    フォト・ダイオードの基本は照度測定
    フォト・ダイオードにはBS500Bを使う
    照度計の回路は簡単
 4.3 フォト・センサで携帯用照度計を作ってみよう
    フォト・センサにはTFA1001Wを使う
    ダイナミック・レンジを広げるには対数出力型を使う
    赤外発光LEDにはGaAs発光ダイオードを使う
    フォト・ダイオードにはPINダイオードを使う
    波形を見てみよう
    温度変化を検出する
    焦電型赤外線センサの構造
    実際の波形を見てみよう
 * 非接触温度計の回路設計
    サーモ・パイルの原理
    サーモ・パイル専用IC MAC4050を使用する
    センサにはMIR100を使用する  
    調整方法
 * 4乗根回路の作り方
    乗算用IC AD538を使用する
    4乗根回路は簡単に作れる
    実際の特性を測ってみる
    AD538で2〜5乗回路を作る

第5章 ホール・センサの使い方
 5.1 ホール・センサの動作原理と特徴
    ホール・センサは4端子素子
    ホール・センサの出力は磁界の強さに比例する
    ホール・センサの直線性
    GaAsホール・センサとInSbホール・センサの特徴
 5.2 ホール・センサの基本回路を学ぼう
    回路が簡単な定電圧動作
    高精度測定に適した定電流動作
    ホール・センサの増幅回路の基本は差動アンプ
    トランスの漏れ磁束を測定してみよう
 5.3 ホール・センサで何かを作ってみよう
 * 汎用タイプのガウス・メータを作る
    ホール・センサにはTHS103Aを使う
    ホール・センサの出力電圧を計算する
    増幅器には差動アンプを使用する
    ホール・プローブを作る
 * 磁極チェッカを作る
    センサにはInSbホール・センサを使う
    本器の使い方
    オフセット電圧の小さいホール・センサを選別するのがいちばん確実
    オフセット電圧が不安定なときは熱起電力と思え
    熱起電力を取り除くには制御電流をACにする
    ホール・センサのノイズについて

第6章 磁気抵抗素子の使い方
 6.1 磁気抵抗素子の動作原理と特徴
    半導体磁気抵抗素子の特徴
    強磁性体磁気抵抗素子の特徴
 6.2 磁気抵抗素子の基本回路と出力波形
    半導体磁気抵抗素子の基本回路と出力波形
    強磁性体磁気抵抗素子の基本回路と出力波形
 6.3 磁気抵抗素子で何かを作ってみよう
 * 非接触型AC電流モニタを作ってみよう
    センサには半導体磁気抵抗素子を使う
    出力電圧を計算する
    磁界と磁束密度
    B-H特性曲線を見てみよう
    実際に磁界を測ってみる

第7章 圧力センサの使い方
 7.1 圧力センサの特徴と基本回路
    半導体ストレイン・ゲージは感度が高い
    半導体ストレイン・ゲージで半導体圧力センサを作る
    圧力センサには定電圧動作用と定電流動作用がある
    ゼロ点の温度特性
    ゲージ圧センサと絶対圧センサ
 7.2 半導体圧力センサの基本回路を学ぼう
    定電流動作用圧力センサの基本回路
    定電圧動作用圧力センサの基本回路  
 7.3 半導体圧力センサを使って何かを作ってみよう
 * マノメータを作る(ディジタル表示)
    定電流回路
    増幅回路
    センサの出力電圧を計算する
    OPアンプの選定
    電源回路
    表示器
 * マノメータを作る(アナログ表示)
 * 自動車用圧力モニタを作る
    圧力センサにはKPZ20Gを使う
    アダプタが必要
    出力電圧を計算してみる
    定電圧回路
    アンプ
    ディスプレイ用ICにはTA7612Pを使う
 * 高度表示付き気圧計を作る
    センサにはKP100を使用する
    センサは定電圧動作で使う
    増幅回路
 * 高度計を作る
    高度計の原理
    回路を設計する
    表示器にはTA7612APを使用する

第8章 AC電流センサの使い方
 8.1 非接触電流センサの原理と測定法
    抵抗の電圧降下を利用する
    CT型電流センサを使用する
 8.2 AC電流センサの基本回路を学ぼう
    抵抗を使用する
    AC電流センサの出力波形
    負荷抵抗値の選び方
    OPアンプを使った電流電圧変換回路(I-Vコンバータ)
 8.3 AC電流センサで何かを作ってみよう
 * はんだごて用警報回路(はんだごてアラーム)を作る
 * パソコン用電源切り忘れ警報回路を作る
    AC電流センサの負荷抵抗値は300Ωとする
    10〜100Wの範囲でセット・ポイントを変えられる
    タイム・インターバルにはプログラマブル・タイマICを使う
    電源はAC100Vから作る
    AC電流センサの取り付け場所
 * オーディオ用ピーク・パワー・メータを作る
    AC電流センサの周波数特性
    スルー・スケール・パワー値は30Wとする
    入力部の設計
    乗算器にはNJM4200を使用する
    ピーク・レベル・メータICにはIR2E04を使用する
    AC電流センサ出力波形と乗算器の出力波形
    電源部
 * テーブル・タップ型電力計を作る
    入力部の設計
    乗算器にはNJM4200を使用する
    表示にはパネル・メータを使用する
    電源電圧はAC100Vを使う

第9章 超音波センサの使い方
 9.1 超音波センサの動作原理とその種類
    超音波センサの等価回路
    超音波センサの種類
 9.2 超音波センサの基本回路を学ぼう
    超音波センサの駆動回路
    超音波センサの受信回路
 9.3 超音波センサで何かを作ってみよう
 * 物体検知回路を作る
    直接型検出方式による物体検知回路
    反射型検出方式による物体検知回路
付録 3 1/2桁A-Dコンバータを利用する方法
    A-DコンバータにはMAX138を使用する
    センサに適した差動入力が特徴
 * 白金測温抵抗体用温度表示回路を作ってみよう(リニアライズなし)
    レシオメティックな動作をさせる
    調整方法
    センサの非直線誤差はいぜんとして残っている
    リニアライズ回路を追加する
    電源電圧特性
 * 圧力センサ圧力表示回路を作ってみよう
    圧力センサには2S5Mを使う
    調整方法
 * ホール・センサ用磁束密度表示回路を作ってみよう

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メカトロ・センサ活用ハンドブック (品切重版未定)
FA現場でのセンサ活用から応用回路設計まで

トランジスタ技術編集部 編
B5判 224頁 定価1,886円(税込)
ISBN4-7898-3167-1

メカトロ制御に必要な各種センサの使い方とその応用方法を多くの回路例や,市販センサのデータを示して解説しています.掲載されているセンサは,非接触電流・電圧センサ,磁気センサ,フォト・センサ,振動・超音波センサ,ストレン・ゲージ圧力センサ,直線位置センサ,回転位置センサなどです.

第1章 非接触型電流・圧力センサの使い方
1  CT型電流センサの概要
  CT型電流センサの選び方
  CT型電流センサの基本回路
  CT型電流センサの応用
2  ロゴスキ型電流センサの概要
  ロゴスキ型電流センサの応用
3  クラマ・トランス式直流電流センサとは
  ホール素子型電流センサによる直流電流測定
  高精度測定に適したサーボ式直流電流センサ
4  電位センサの概要
  電位センサの使用上の注意
  電位センサの応用

第2章 磁気センサの使い方
1  ホール・センサの概要
  ホール・センサの基本回路
  ホール・センサの応用
2  磁気抵抗素子の概要
  磁気抵抗素子の基本回路
  磁気抵抗素子を使った磁気センサ
  磁気抵抗素子の応用

第3章 フォト(光)センサの使い方
1  フォト・ダイオードの概要
  フォト・ダイオードの原理
  フォト・ダイオードの基本回路
  フォト・ダイオードの応用
 APPENDIX 赤外線リモート・コントロールICの使い方
2  CdS(光導電)セルの概要
  CdSセルの応用
3  CCDの概要
  CCDの種類
  CCDの基本回路
  CCDの周辺回路
  CCDの応用

第4章 振動・超音波センサの使い方
1  振動センサの概要
  振動センサの基本回路
  振動センサの応用
2  加速度センサの概要
  加速度センサの種類
  加速度センサの基本回路
  加速度センサの使用上の注意
  加速度センサの応用
3  超音波センサの概要
  超音波センサの基本回路
  超音波センサの応用
4  高周波型超音波センサの概要
  高周波型超音波センサの応用

第5章 ストレン・ゲージ圧力センサの使い方
1  ストレン・ゲージとは
  ストレン・ゲージ圧力センサの概要
  圧力センサの選び方
  圧力センサの基本回路
2  センサ専用ICとは
  圧力センサへの応用

第6章 直線位置センサの使い方
1  近接スイッチの概要
  光電スイッチの設計法
 APPENDIX マイコンとのインターフェース回路
2  差動トランスを使った寸法計測回路

第7章 回転位置センサの使い方
1  ロータリ・エンコーダの概要
  ロータリ・エンコーダの基本回路
  ロータリ・エンコーダ専用ICの応用
2  ポテンショメータの概要
  ポテンショメータの応用
3  レゾルバの概要
  レゾルバの応用

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ハードウェア・デザイン・シリーズ

モジュール化に役立つ実用電子回路集
計測制御の信号処理からセンサ/通信インターフェースまで

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-3418-2


 どんなにアイデアやオリジナリティに溢れた回路でも,長大で複雑だったり部品の入手が困難では,応用範囲が狭くなってしまいます.本書では,あらゆる場面で役立つ,モジュール設計のための回路として,汎用部品でコンパクトに構成した粋な回路を集めました.
また設計した回路を,より実用的なものにするには,いろいろなインターフェース技術が要求されます.モジュール化設計した回路同士やパソコン,測定器との接続などに役立つ,便利なインターフェース回路も豊富に紹介しています・

回路設計ワンランク・アップ
    −本書を有効に活用するために

第1章 高い精度と対ノイズ性を確保するために
    計測用信号処理回路

第2章 必要な信号をつくる/安定した電源を供給する
    発振回路&電源回路

第3章 必要な信号を取り出し増幅する
    アンプ&フィルタ回路

第4章 音と光と温度を利用する/アナログ回路とマイコンの橋渡し
    センサ&計測インターフェース

第5章 音と映像信号を自在に操作するために
    オーディオ&ビデオ信号処理回路

第6章 ACコントロールとメカトロニクスに役立つ
    パワー・エレクトロニクス関連

第7章 汎用インターフェースを幅広く活用するために
    通信インターフェース回路

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高周波回路の設計・製作
回路設計の基礎から実用回路の設計まで

鈴木憲次 著
A5判 248頁 定価2,141円(税込)
ISBN4-7898-3065-9

本書はトランジスタ技術で '90年5月号から連載された「実験で学ぶ高周波回路」を,単行本用に全面的に書き改めたものです.高周波回路を身に付けるには,自作の経験度が一番ものをいいます.この本では,各種受信機回路から高周波専用の測定グッズまでを手作りしていきます.基板の頒布サービスもあります.

第1章 高周波回路のあらまし
 1.1 目でみる手作り高周波回路
 1.2 高周波回路のコモンセンス
    なぜ高周波回路
    低周波回路と高周波回路を比較すると
    高周波信号が伝わるようす
    二つの波・・・進行波と反射波が発生する
    進行波+反射波・・・定在波の発生
    電力を有効に伝えるために・・・インピーダンス・マッチング
    信号の大きさはデジベル[dB]

第2章 高周波増幅回路の設計・製作
 2.1 高周波増幅回路に要求される特性
    使用周波数帯域での電力利得が高いこと
    発生する雑音が小さいこと
    インターセプト・ポイント(IP)が高いこと
 2.2 FETを使った高周波アンプの設計・製作
    高周波・・・FM放送帯の小信号アンプに要求される特性
    設計仕様を決める・・・低ノイズであること
    入力回路の設計・・・ノイズ・マッチングをとる
    増幅部の設計・・・ゼロ・バイアスを使う
    出力部の設計・・・負荷インピーダンスは50Ω
    高周波回路プリント板を設計するときのポイント
    FMチューナ用高周波アンプの調整のしかた
    電力利得および周波数特性の測定
 2.3 ICを使った広帯域アンプの設計・製作
    VHF/UHF帯増幅もICの時代だ
    テレビ用ブースタが必要なとき
    ブースタの設計仕様と広帯域アンプの仕様
    ブースタ回路の設計
    テレビ用ブースタ・プリント基板の製作
    アンテナにブースタをつけるとき
    製作したテレビ用ブースタの特性
    VHF/UHF用ブースタにするには
 2.4 広帯域パワー・アンプの設計・製作
    小信号アンプとパワー・アンプの違い
    パワー・アンプの動作点のとり方
    効率を上げるためのインピーダンス・マッチング
    AB級動作パワー・アンプの設計仕様・・・出力1W
    入力・・・インピーダンス変換回路の設計
    利得10dB,1Wトランジスタ増幅回路の設計
    出力・・・インピーダンス変換回路の設計
    パワー・アンプの製作と調整
    製作した広帯域パワー・アンプの特性

第3章 高周波発振回路の設計・製作
 3.1 発振回路のあらまし
    発振回路を分類すると
    発振動作の原理
    発振回路のもっている特性
 3.2 ハートレー型LC発振回路の設計・製作
    LC発振回路のあらまし
    ハートレー発振回路の原理
    発振周波数の決定
    発振用のトランジスタ・アンプ
    バッファ用のトランジスタ・アンプ
    LC発振器の製作
    安定発振のための帰還量の調整
    発振周波数範囲を調整するには
    製作したLC発振器の特性
 3.3 コルピッツ発振回路とディップ・メータの設計・製作
    コルピッツ発振回路の原理
    ディップ・メータとは・・・共振周波数を測定する
    ディップ・メータの構成
    発振周波数の可変はバリキャップ
    ディップ・メータの製作
    使いやすくするために・・・ケースとダイヤル
    調整と周波数の校正
 3.4 水晶発振回路の設計・製作
    水晶発振子・・・圧電素子とは
    ピアース発振回路を使う
    無調整で使える水晶発振回路
    CMOSインバータを使ったクリスタル・マーカの製作
    クリスタルの発振周波数を制御するVXO回路

第4章 PLL回路の設計・製作
 4.1 PLL回路のあらまし
    PLLの構成
    位相比較器の働き
    ループ・フィルタの選び方
 4.2 PLL-VCOの設計・製作
    PLL-VCOの動作
    PLL用ICにはMC145163P
    VCO回路の設計
    PLL-VCO基板の製作と調整

第5章 周波数変換回路の設計・製作
 5.1 周波数変換回路のあらまし
    周波数変換の目的
    相互変調特性の影響がでる
    周波数変換の原理・・・乗算回路を使う
 5.2 DBMを使った周波数変換回路の設計・製作
    乗算回路にはDBMを使う
    作る周波数コンバータの設計仕様
    ダイオードDBM回路の動作原理
    DBM回路の設計
    ハイパス・フィルタの設計
    周波数コンバータの製作と調整
    製作した周波数コンバータの特性測定
 5.3 受信機用クリスタル・コンバータの設計・製作
    クリスタル・コンバータのあらまし
    デュアル・ゲートFETによる高周波増幅/周波数変換回路
    増幅回路/同調回路の設計
    周波数変換回路の設計
    クリスタル・コンバータのプリント基板の製作と調整
    製作したクリスタル・コンバータの特性
    出力周波数を10M〜20MHzにするには

第6章 FM変調/復調回路の設計・製作
 6.1 FM変調の基礎技術
    FM変調の考え方
    FM変調波の占有する帯域幅
    FM変調回路の実験
 6.2 FMワイヤレス・マイクの設計・製作
    周波数安定化にセラミック発振子を使う
    つくるFMワイヤレス・マイクのあらまし
    発振回路で周波数変調をする
    発振出力を逓倍する
    マイク・アンプの設計
    FMワイヤレス・マイクの製作
    ワイヤレス・マイクの出力レベルを調整する
    変調度および周波数の調整
    製作したFMワイヤレス・マイクの特性
 6.3 FM復調/中間周波増幅回路の設計・製作
    FM復調回路とは
    FM中間周波増幅回路の動作原理
    トランジスタによる中間周波増幅回路の設計
    FM IF用セラミック・フィルタとTA7303P
    FM検波回路の定数を求める
    FM中間周波増幅回路の製作と調整
    作ったFM IFアンプの特性測定
 6.4 FMステレオ復調回路の設計・製作
    FMステレオのあらまし
    放送局から送られるFM信号
    受信側でのFM信号の分離
    ステレオ・マルチプレクス復調回路
    ステレオ・アンプ部の構成
    FMフロントエンドの設計
    FMステレオ・レシーバの製作と調整

第7章 AM変調/復調回路の設計・製作
 7.1 AM変調の基礎技術
    AM変調の考え方
    占有帯域幅とSSBについて
    AM変調の例
 7.2 SSBジェネレータの設計・製作
    SSBジェネレータの動作原理
    二重平衡差動増幅回路によるDBM
    DBM用IC SN76514Nの使い方
    周波数選択にはクリスタル・フィルタを使う
    SSBジェネレータの製作
    SSBジェネレータの調整
    AF入力対DSB,SSB出力特性と周波数特性
 7.3 AM検波/中間周波増幅回路の設計・製作
    ダイオード検波と中間周波増幅と
    中間周波増幅回路の動作
    中間周波増幅用トランジスタを選ぶ
    中間周波トランジスタ周辺回路の定数の計算
    AGC回路の設計
    選択度を決めるセラミック・フィルタ 
    AM検波にはショットキ・ダイオード
    中間周波増幅/AM検波回路の動作と調整
    製作したAM検波回路の特性
    中間周波増幅回路をクリスタル・コンバータにつなぐ
 7.4 SSB送信機の設計・製作
    送信機とLCフィルタ
    LCローパス・フィルタの原理
    定K型ローパス・フィルタとは
    21MHz送信機用LCフィルタの設計・製作
    製作したローパス・フィルタの特性
    21MHz SSB送信機の製作
    周波数変換部の製作と調整

第8章 高周波回路に役立つ測定器の製作
 8.1 トランジスタのhFEチェッカの製作
 8.2 FETのIDssチェッカの製作
 8.3 高周波電圧プローブの製作
 8.4 低周波発振器の製作
    ICL8038CCについて
    発振器の製作と調整
 8.5 簡易型信号発生器の製作
 8.6 簡易型標準信号発生器の製作
    PLL-VCOの改造
    周波数コンバータの改造
    SSG用広帯域アンプの製作
    ユニットの接続
    信号発生器を調整する
 8.7 ノイズ・ジェネレータの製作
    ノイズ・ジェネレータの使い方
 8.8 ステップ・アッテネータの製作
 8.9 マイクロ・パワー・メータの製作
    回路の設計と製作
    メモリの校正が大切
 8.10 終端型パワー・メータの製作
 8.11 SWRメータの製作
 8.12 周波数カウンタの製作
    周波数カウンタの構成
    カウンタの製作と調整

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改訂 高周波回路設計ノウハウ
部品/回路/実装のポイント徹底解明

吉田 武 著
A5判 304頁 定価2,957円(税込)
ISBN4-7898-3078-0

回路技術の中で「もっとも経験を必要とする」といわれているのが高周波回路です.高周波回路では目に見えない回路要素がゴーストのように現れてきますので,部品をどう使うか,どう実装するかが重要なポイントです.本書は,これらのノウハウのかたまりのような技術をていねいに解説した唯一の書です.

第1章 高周波部品の知識と実装のノウハウ
 1.1 高周波用トランジスタ
   [1] 高周波用トランジスタは,フィギュアオブメリットで選ぶ
   [2] NF(雑音指数)に注意
   [3] 高周波用トランジスタのアースと放熱
 1.2 抵抗
   [1] 高周波抵抗として備えるべき条件
   [2] 低抵抗ほどL分が少なく高周波特性が良い
   [3] 高周波用特殊抵抗が各種ある
   [4] 巻線抵抗は高周波回路に使用できない
   [5] 抵抗の放熱
 1.3 コンデンサ
   [1] 巻物コンデンサは高周波には使えない
   [2] 高誘電率系セラミック・コンデンサは,バイパス・コンデンサ以外には
      使用しない
   [3] バイパス・コンデンサのリード線インダクタンス
   [4] バイパス・コンデンサの実装
   [5] 温度特性を良くするには温度補償セラミック・コンデンサを使用する
   [6] コンデンサにも電流容量がある
   [7] リード線インダクタンスのない高周波専用コンデンサの種類と実装
 1.4 コイル
   [1] 単層コイルのインダクタンス
   [2] 小径空芯コイルのインダクタンスとその巻き方
   [3] 大径空芯コイルとその巻き方
   [4] プリント・コイル
   [5] トロイダル・コイル
   [6] チョーク・コイル
 1.5 同軸ケーブル
   [1] 理想的な同軸ケーブル
   [2] 同軸ケーブルの種類
   [3] セミリジド同軸ケーブル
   [4] 同軸ケーブルの損失
   [5] 同軸コネクタを用いない同軸ケーブルの接続方法
   [6] 同軸コネクタ
   [7] 同軸コネクタの実装法
 1.6 マイクロ・ストリップ・ライン
   [1] マイクロ・ストリップ・ラインの構造
   [2] マイクロ・ストリップ・ライン内の電磁界の分布と伝搬速度
   [3] マイクロ・ストリップ・ラインの特性インピーダンス
   [4] マイクロ・ストリップの銅箔の厚みの影響
   [5] マイクロ・ストリップ・ラインの基板の材料と使用周波数
   [6] マイクロ・ストリップの波長短縮率
   [7] 構成・製作のポイント
   [8] マイクロ・ストリップ・ラインと同軸線路との接続

第2章 高周波回路の実験・試作のノウハウ
 2.1 高周波回路の考え方
 2.2 高周波回路は回路図だけでは作れない
   [1] 回路図にはアース・実装が表現されていない
   [2] シールド・リーケージ対策については回路図に表現されていない
   [3] 配線方法,線材,金属の表面処理,材質などについても,回路図に
      表現されていない
   [4] 部品名が明記されていても,何らかの目的で選別されていたら
      別部品である
 2.3 実装を意識した回路図の書き方
 2.4 高周波回路の実験・試作の方法
   [1] 孔あき万能基板を用いた高周波回路の実装方法
   [2] 高周波回路用として理想的な実験基板とその実装方法
   [3] デザイナーズ・ノートブックをとろう
 2.5 高周波回路の小ロット生産のための実装方法
   [1] エッチングしないプリント基板への実装
   [2] テフロン端子を用いた金属板への実装
 2.6 高周波用プリント基板
   [1] プリント基板化する前に検討すべきことがら
   [2] 高周波用プリント基板の材質
   [3] 高周波用プリント基板化の技術
   [4] 高周波用プリント基板の部品配置とシールド
   [5] 高周波用プリント基板のマウント

第3章 高周波増幅回路
 3.1 トランジスタを用いた広帯域増幅回路
   [1] 実用基本回路
   [2] 帯域内での周波数特性をよりフラットにするには
   [3] 周波数特性をさらに延ばすには
   [4] 出力電圧を増加させるには
   [5] 低雑音にするには
 3.2 ICを用いた広帯域増幅回路
 3.3 フィルタを用いたビデオ増幅器の周波数特性改善法
 3.4 同調増幅回路
   [1] 中間周波増幅回路
   [2] 高周波プリアンプ
   [3] 低雑音高周波増幅回路
   [4] 2周波同調増幅器

第4章 高周波発振回路
 4.1 発振器から発生するノイズ
 4.2 SSB位相雑音
 4.3 バリコンで発振周波数を可変するVHF発振回路
 4.4 コーム発振器
 4.5 電圧可変発振器
   [1] 直線性の良い電圧可変発振器
   [2] リード線インダクタンス発振
 4.6 PLLシンセサイザ
   [1] VCOはその裸特性が良いこと
   [2] VCOとディジタル回路はシールドとして分離する
   [3] VHFシンセサイザ
   [4] PLLプリスケーラに使用するECLカウンタは,周波数によって感度が      変わるため,VCOのスプリアスには注意せよ
   [5] ループ・フィルタに不要な周波数成分のノッチを入れるとC/Nがよくなる
 4.7 水晶発振回路
   [1] 水晶発振子の電気的性質
   [2] 水晶発振子の種類と実装
   [3] ICを用いた水晶発振回路
   [4] トランジスタを用いた無調整水晶発振回路
   [5] タンク回路をもった標準的な水晶発振回路
   [6] 高次オーバートーン水晶発振回路
   [7] 水晶発振てい倍回路
   [8] 電圧制御水晶発振回路
   [9] 温度補償型水晶発振器 TCXO
   [10] 恒温槽制御型水晶発振器 OCXO
   [11] FETを用いた水晶発振回路
   [12] メーカ製水晶発振器

第5章 フィルタ/トラップ回路
 5.1 ライン・フィルタ
 5.2 電圧可変ローパス・フィルタ
 5.3 トラップ回路
   [1] 直列共振トラップ
   [2] 並列共振トラップ
   [3] ブリッジT型トラップ

第6章 各種高周波回路
 6.1 アッテネータ
   [1] アッテネータ回路の種類と各素子の抵抗値
   [2] アッテネータ用の抵抗
   [3] E-24系列標準抵抗でもアッテネータができる
   [4] アッテネータの耐電力
   [5] 固定アッテネータ
   [6] 可変アッテネータ
   [7] プログラマブル・アッテネータ
   [8] 電子アッテネータ
   [9] アッテネータは回路の整合改善に利用できる
   [10] 正確な測定のためのアッテネータの利用法
   [11] アッテネータ実装のポイント
 6.2 VSWRブリッジ
   [1] VSWRブリッジの測定原理と挿入損失
   [2] リターン・ロスとVSWRとの関係
   [3] VSWRブリッジを用いたリターン・ロスの測定方法
   [4] メーカ製 VSWRブリッジ
   [5] VSWRブリッジの製作例
   [6] ハイブリッド・コンバイナ
   [7] RFアンプ内蔵 VSWRブリッジ
   [8] 能動デバイスの出力 VSWRの測定
 6.3 ダブル・バランスド・ミキサ(DBM)
   [1] RF,IF,LOの各端子はマッチングさせる必要がある
   [2] 局発パワーがある程度あれば変換ロスは変わらない
   [3] 必要とする性能によってDBMの各端子は入れ替えてもよい
   [4] DBMはバランスをとるとアイソレーションが向上する
   [5] DBMの各端子は50Ωと規定されているわけではなく,
      75Ωでも使用できる
 6.5 50Ω−75Ω インピーダンス変換器
   [1] 1本の抵抗によるインピーダンス変換
   [2] 抵抗減衰型 50Ω−75Ω インピーダンス変換器
   [3] トランス型 50Ω−75Ω インピーダンス変換器  
 6.6 検波器
   [1] VHF検波器
   [2] VHFハイ・インピーダンス検波器
   [3] リンク検波器
   [4] UHFチューナ調整用検波器
   [5] メーカ製検波器
 6.7 分配器
   [1] 抵抗分配器
   [2] フェライト・コアを用いたハイブリッド2分配器
   [3] フェライト・ビーズを用いた広帯域2分配器
   [4] マイクロ・ストリップ・ラインを用いた狭帯域2分配器
   [5] 同軸ケーブルを用いた狭帯域分配器
 6.8 高周波スイッチ
   [1] 通常のスイッチを用いた高周波スイッチ
   [2] 同軸スイッチ
   [3] 同軸リレー
   [4] 一般ダイオードを用いた高周波スイッチ
   [5] 専用スイッチング・ダイオードを用いた高周波ダイオード・スイッチ

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<032391>

トランジスタ技術スペシャル 47.

高周波システム&回路設計
通信新時代の回路技術とシステム設計

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,723円(税込)
ISBN4-7898-3239-2

高周波分野では物理的大きさが性能に直接影響を与えます.この為,表面実装部品の普及の恩恵を性能的に最も受けていると言えます.また,設計のコンピュータ化が進みパソコンでシュミレーションできる環境が整いつつあります.特集では最近の高周波技術と無線機器の設計法に加え回路シミュレータを解説します.

第1章 高周波回路設計のための基礎知識
第2章 高周波用部品の選択と使い方
第3章 性能を左右する実装とパターン設計
第4章 局部発振回路とシンセサイザ
第5章 変調回路とディジタル変調
第6章 電力増幅回路の設計
第7章 受信機のシステム設計
第8章 フロントエンドの設計法
第9章 中間周波増幅部の設計
第10章 スミス・チャートとイミッタンス・チャート
第11章 4端子回路とパラメータ
第12章 パソコンで使う高周波回路シミュレータSNAP
第13章 通信機器の安全と法規制
資料編 dBm-電力換算表

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<030791>

改訂 電力制御回路設計ノウハウ (品切重版未定)
メカトロニクスに欠かせないパワー・デバイス

在田保信/森 敏/由宇義珍 共著
A5判 232頁 定価2,039円(税込)
ISBN4-7898-3079-9

本書は,既刊「電力制御回路設計ノウハウ」を大幅に見直し,最新の技術動向と応用分野でのニーズを考慮し,誌面の刷新を図った改訂版です.パワー・デバイスは,家電製品はもとより,電子機器の制御,駆動などに欠くことのできない重要な位置をしめています.ベテラン技術者のノウハウを活用してください.

第1章 電力制御用デバイス
 1.1 サイリスタ
   1.1.1 サイリスタとは
   1.1.2 サイリスタの静特性と分類
   1.1.3 サイリスタの特長とおもな用途
   1.1.4 サイリスタの外形
   1.1.5 サイリスタの構造と動作原理
   1.1.6 サイリスタ回路の設計
 1.2 トライアック
   1.2.1 トライアックとは
   1.2.2 トライアックのトリガには四つのモードがある
   1.2.3 トライアックの応用分野は無限
   1.2.4 トライアックのカタログの見方のポイント
 1.3 パワー・トランジスタ
   1.3.1 パワー・トランジスタとは
   1.3.2 パワー・トランジスタの種類
   1.3.3 パワー・トランジスタの構造および動作原理
   1.3.4 パワー・トランジスタの使用法のポイント
 1.4 パワーMOS FET
   1.4.1 パワーMOS FETとは
   1.4.2 パワーMOS FETの構造および動作原理
   1.4.3 パワーMOS FETの使用法のポイント
 1.5 絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)
   1.5.1 IGBTとは
   1.5.2 IGBTの構造および動作原理
   1.5.3 IGBTの使用法のポイント
 1.6 高速スイッチング・デバイスの特長比較
 1.7 高速スイッチング・デバイスの応用分野

第2章 各種デバイスの駆動回路
 2.1 サイリスタのゲート回路設計のポイント
   2.1.1 サイリスタ・トリガ回路の設計
   2.1.2 基本的なサイリスタ・トリガ回路
   2.1.3 トライアックのトリガ回路
 2.2 パワー・トランジスタのベース駆動回路設計のポイント
   2.2.1 ポイント[1]
   2.2.2 ポイント[2]
   2.2.3 ポイント[3]
 2.3 パワーMOS FET,IGBTのゲート回路設計のポイント
   2.3.1 MOSゲート素子のゲート駆動方式
   2.3.2 パワーMOS FETのゲート回路
   2.3.3 IGBTのゲート回路

第3章 電熱制御回路
 3.1 電熱制御の基礎
   3.1.1 電熱制御回路の特長
   3.1.2 交流位相制御回路
 3.2 暖房器具の温度制御
   3.2.1 ホームこたつへの応用
   3.2.2 カーペットへの応用
 3.3 調理器具の温度制御
   3.3.1 電子ジャー炊飯器への応用
   3.3.2 電子レンジのインバータ制御
   3.3.3 電磁調理器への応用
 3.4 その他の加熱制御
   3.4.1 インバータ方式アーク溶接機への応用
   3.4.2 誘導加熱炉への応用

第4章 照明制御回路
 4.1 けい光灯調光装置
 4.2 けい光灯スタータ
   4.2.1 電子点灯の始動原理
   4.2.2 インダクタンスを用いた電子スタータ
   4.2.3 非線形コンデンサによる電子スタータ
 4.3 インバータ式けい光灯
 4.4 ランプのソフト・スタート回路
 4.5 ランプ・レギュレータ
4.6 ストロボ
   4.6.1 ストロボに対する仕様要求
   4.6.2 ストロボの種類

第5章 モータ制御回路
 5.1 モータ制御の基礎
   5.1.1 直流モータの速度制御
   5.1.2 単相直巻モータの速度制御
   5.1.3 単相誘導モータの速度制御
 5.2 モータの位相制御
   5.2.1 ミシン
   5.2.2 ジューサ・ミキサ
   5.2.3 洗濯機
 5.3 単相・三相モータのON-OFF制御
 5.4 単相・三相モータの可逆運転
 5.5 インバータ回路による三相誘導モータの速度制御
   5.5.1 整流回路
   5.5.2 チョッパ回路
   5.5.3 インバータ回路
   5.5.4 パワー・トランジスタの高速スイッチングでの使用法
   5.5.5 パワー・トランジスタの電力損失と温度計算法
 5.6 トランジスタによる直流モータの速度制御
   5.6.1 トランジスタによるレオナード装置
   5.6.2 トランジスタによるサーボ回路
 5.7 ACサーボ・モータ制御への応用

第6章 電源回路
 6.1 パワー・トランジスタによる直流安定化電源
   6.1.1 チョッパ式スイッチング電源回路
   6.1.2 DC-DCコンバータ方式スイッチング電源回路
 6.2 テレビ電源
   6.2.1 サイリスタ方式のB電源安定化回路
   6.2.2 100V/200V電源自動切り替え回路
   6.2.3 リモコン・スイッチ回路
 6.3 レギュレータ
   6.3.1 磁石式交流発電機用レギュレータ
   6.3.2 フィールド制御方式レギュレータ
 6.4 バッテリ・チャージャ
   6.4.1 鉛蓄電池用バッテリ・チャージャ
   6.4.2 ニカド乾電池のバッテリ・チャージャ

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<032041>

ステッピング・モータの制御回路設計 (品切重版未定)
実用のための基礎技術とマイコンによる制御技術

真壁國昭 著
A5判 224頁 定価2,243円(税込)
ISBN4-7898-3204-X

本書はステッピング・モータを自在に制御するための回路技術,制御ノウハウをわかりやすく解説しています.あらゆる用途に対応できるように多くの回路手法,プログラム手法を具体的に紹介していますので,OA,FAなどのメカトロニクス制御に携わる方には有効なテキストになります.

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<032461>

トランジスタ技術スペシャル 54. 

特集 実践パワー・エレクトロニクス入門

トランジスタ技術編集部 編
B5判 176頁 定価1,835円(税込)
ISBN4-7898-3246-5

 パワー素子というと,バイポーラのサイリスタやトライアック,パワー・トランジスタなどが一般的でしたが,今は第三世代といわれるMOSデバイスが幅をきかせています.つまり,パワーMOS FETやIGBT,さらにパワー・モジュールとしてのIPMなどです.
今回はこれらの特性を理解して,注意しなくてはいけない設計上の重要事項,設計例,パワー・デバイス応用例までやさしく紹介します.

特集 パワーMOS FETとIGBTの使い方をやさしく解説
   実践パワー・エレクトロニクス入門

第1章 電力制御素子の使われている身の回りの機器
    広がるパワー・デバイスの応用分野

    

第2章 整流ダイオード,サイリスタ,GTO,パワートランジスタ,MOS FET,IGBT・・・
    パワー・デバイスの製品動向

    

第3章 パワーMOS FETとIGBTの動作と特徴
    MOSゲート・デバイスの構造を理解しよう

    

第4章 パワーMOS FETとIGBTのドライブ回路を設計するための特性の見方
     MOS系パワー・デバイスの特性とその意味

    

第5章 パワーMOS FETとIGBTの動作回路を作るには
    ドライブ回路の考え方と設計ケース・スタディ

    

第6章 スナバ回路,保護回路,並列接続動作,電力損失と熱設計
    パワー・デバイスの保護と大電力化の技法

    

第7章 スイッチ回路,インバータ回路,チョッパ回路,回生回路
    パワー・デバイスの応用回路の基本型

    

第8章 ドライブ回路,各種保護回路を内蔵して使いやすくなった
    電力制御用インテリジェント・パワー・デバイスの使い方

    

第9章 ちらつきがなく,調光でき,すぐに点灯する
    パワーMOS FETの蛍光灯回路への応用

    

第10章 スイッチング・スピードが速く,高効率な
    パワーMOS FETのスイッチング電源への応用

    

第11章 強力なモータで超大型台風なみの風を起こす
    パワーMOS FETのジェット・タオルへの応用

    

第12章 低ON抵抗の素子と放熱設計で性能アップ
    パワーMOS FETのラジコン模型への応用

    

第13章 大電流を速いスイッチング・スピードで制御する
    IGBTの発光ストロボへの応用

    

第14章 誘導加熱方式でおいしくご飯が炊ける
    IGBTのIH炊飯ジャーへの応用

    

第15章 3レベルVVVFインバータ方式を採用した
    IGBTモジュールの直流電車への応用

    

第16章 誘導モータなどの速度制御に最適な
    IGBT,IPMの汎用インバータへの応用

    

第17章 IGBTの駆動回路,保護回路,自己診断回路が内蔵された
    IPMエアコン制御機への応用

    

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つくるオリジナル・グッズ

B5判 160頁 定価1,529円(税込)
ISBN4-7898-3415-8


誰でも喜ぶものの製作に挑戦したい貴方のために,家庭用の小物から,スポーツ・グッズ,ホビー・グッズなどの製作をまとめてみました.「楽しみながら学ぶ」というキャッチフレーズの本書から回路技術のアイディアを学んでみませんか.

第1章 ホームグッズ編
    RFリモコン装置の製作
    キッチン・タイマの製作
    煙センサの設計と製作
    電子メトロノームの製作
    電磁波時計の製作
    微弱電波の無線指令送信機
    光変調型光電スイッチの設計製作

第2章 ホビー&ゲームグッズ編
    小型直流アーク溶接機の製作
    赤外線ロボットの製作
    もぐらたたきゲーム 2種
    電子アップ/ダウン・メータの製作

コラム 気圧計や高度計への応用
    なぜパラグライダーに「昇降計」が必要か

第3章 PHOTOグッズ編
    大型ストロボ用電源の製作
    連続ストップ・モーション撮影用マルチ・フラッシュ

コラム マルチ・フラッシュで使う特殊部品

第4章 スポーツグッズ編
    スピード測定機能付きボール通過位置判定装置
    ボール通過位置判定装置の製作
    衝撃センサを使ったレット判定機
    素振りスピード測定器

第5章 乗り物グッズ編
    超音波近接センサの製作
    自転車用スピード・メータの製作

第6章 電池&電源グッズ編
    独立型ソーラ発電システムの試作・実験
    単3乾電池サイズのDC-DCコンバータの製作
    布クロス・インダクタを用いた薄型DC-DCコンバータ
    ニカド電池/ニッケル水素電池用急速充電器の製作


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